【5月31日のマーケット】日経平均5日続伸で1万7234円、鉱工業生産指数など好感
5月31日の東京株式市場で日経平均株価は5日続伸し、前日比166円96銭高の1万7234円98銭で取引を終了。
5月31日の東京株式市場で、日経平均株価は5日続伸。前日比166円96銭高の1万7234円98銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、日経平均は朝方、ドル/円がやや円高・ドル安に振れたことを背景に、利益確定売りが先行。一時は1万7000円を割り込む場面もあったといいます。
しかし、その後は、4月鉱工業生産指数が市場予想を上回ったことが改めて材料視され、外国為替市場で円安が進んだこともあり反発。後場に入って一段高となる展開だったそうです。
東証1部33業種中、石油・石炭を除く全業種で上昇。TOPIX(東証株価指数)は前日比13.79ポイント高の1379.80。一方、東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=111円20銭台で推移しています。
支援材料は「増税延期や財政出動」
八代さんは、足元の日経平均の伸びについて、「消費税増税再延期や財政出動への期待感、また、円安・ドル高傾向が引き続き支援材料になっています」と指摘します。
ただし、6月2日に石油輸出国機構(OPEC)総会、同3日に米雇用統計など週末に重要イベントや指標を控えることから、八代さんは「日経平均には今後、利益確定売りが強まる可能性もあります」と分析しています。
(オトナンサー編集部)
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