「ガミガミ子育て」 子どもに与える3つの“悪影響”
「比べる病」からの卒業を

「いい子に育てたい」という思いが強いあまり、周りの子どもや兄弟姉妹とつい比べてしまうのは、親のさがかもしれません。“比べる病”に侵されると、「あれもできない、これも不足だ」と、どうしてもガミガミと叱る回数が多くなってしまいます。
「多様性を認めましょう」「個性を大事にしましょう」といわれつつも、実際には体重や身長にはじまり、小学校に入学すればクラスの平均点と比べてどうか、そして大人になってからも平均年収、平均寿命…と、親自身も周囲や“平均”と比べられながら生きてきたので、ある意味、仕方のないことなのかもしれません。
しかし、よその子と比べても、わが子の成長は見えてきません。他人の子どもの物差しは捨てて、わが子の「過去」と「今」を比べてみましょう。
例えば、「以前は弟に一切おもちゃを触らせなかったが、今は少しだけなら貸してあげることができるようになった」「落ち着きがなく、半年前は病院の待合室でじっと座っていることができなかったけれど、今は、5分くらい座っていられるようになった」「偏食だったが、今は種類こそ少ないものの、いろんなものを食べられるようになった」などです。そして、それを心の中で思うだけではなく、実際に口に出し、「認める言葉」としてわが子に伝えてあげましょう。
子どもはこの世に生を受けて、まだたったの数年です。親にとってはなかなか難しいことかもしれませんが、わが子への要求が過度にならないようにしたいものですね。
(子育て本著者・講演家 立石美津子)



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