【5月12日のマーケット】日経平均4日続伸で1万6646円、円安で輸出関連株買い戻し
5月12日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日続伸、前日比67円33銭高の1万6646円34銭で取引を終えました。

5月12日の東京株式市場で、日経平均株価は4営業日続伸。前日比67円33銭高の1万6646円34銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、日経平均はきのう11日の米国株下落や、大幅な減益見通しとなったトヨタ自動車の2017年3月期決算を嫌気し売りが先行。午前中は、下げ幅が前日比200円を超える場面もありました。
しかし、東京外国為替市場で円安・ドル高が進行し、輸出関連株を中心に買い戻されたことで反発。結局、前日比プラス圏で取引を終えました。
業種別では、鉄鋼や繊維のほか、円安を追い風に機械や電気など23業種が上昇。一方、ゴム製品や医薬品、不動産など10業種は下落したとのことです。
TOPIX(東証株価指数)は前日比2.97ポイント高の1337.27ポイント。
トヨタ決算は「反応一時的」、関心は伊勢志摩サミットへ
八代さんは「トヨタ決算の日本株に対する影響が注目されましたが、反応は一時的でした」と指摘。市場の関心は、今月26~27日に開かれる主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に移っていくことが予想され、「政府による景気刺激策への期待が、日本株を下支えしそう」といいます。
八代さんは「日経平均は1万6000円前後で反発する展開が約1カ月。1万6000円を下値のメドとして、今後も底堅い展開が予想されます」と分析しています。
(オトナンサー編集部)

コメント