「焼きおにぎり」で製造したウエットティッシュ ニチレイフーズがロフトで先行発売
ニチレイフーズが、焼きおにぎりの製造時に生じた規格外品などを原料にしたウエットティッシュを発売しました。

ニチレイフーズ(東京都中央区)が、「焼おにぎり10個入」の製造時に生じた規格外品などを原料にした「『焼おにぎり』除菌ウエットティッシュ」を、生活雑貨店「ロフト」の22店舗(渋谷店、銀座店など)で先行発売しました。
規格外品を発酵して生成したエタノールを使用
同社は、経緯について「『焼おにぎり10個入』の製造時にライン上からこぼれてしまうごはんや、形が崩れた規格外のおにぎり、いわゆる『規格外ごはん』が生じます」とし、「こうした規格外ごはんを発酵させ、アップサイクル(本来捨てられるはずだった廃棄物を使い、より価値の高い製品を生み出すこと)できないかと考えました」と説明しています。
そこで、食品・飲料の製造過程で出る規格外品・副産物や農産物の規格外品などを独自の発酵技術でアップサイクルさせる「ファーメンステーション」(東京都墨田区)へ相談。同社による発酵・蒸留を経て生み出された規格外ごはん由来のエタノールを使用し、除菌ウエットティッシュへとアップサイクルしました。
なお、規格外ごはんを発酵、蒸留するとエタノールだけでなく、発酵かすも生成されます。発酵かすは、ニワトリの飼料へと余すことなく活用されます。
商品は10枚入りで税込み187円。無香料で、手指消毒だけでなくさまざまな場面で利用できます。
(オトナンサー編集部)
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