足裏から大量の汗…対策や治療法を皮膚科医が解説
主な治療法は?
Q.足裏から汗が多く出る症状に対して、皮膚科ではどのような治療を行うのでしょうか。
佐藤さん「次のような治療法があります。ただし、掌蹠多汗症で保険が適用される外用薬はありません。
(1)塩化アルミニウム液外用治療
塩化アルミニウムは皮膚の汗管に作用し、汗の出口をふさぐとされています。そこで、塩化アルミニウム水溶液を患部に塗ることで、発汗を抑えることができます。ただし、保険が適用されません。
(2)イオントフォレーシス治療
電流を通電した水道水の中に足を浸してその部位の発汗量を減らすという治療法で、保険が適用されます。水中に通電した際に生じる水素イオンが、皮膚にある汗の出口である汗孔(かんこう)に作用して、その部分を狭くする作用があるとされています。
(3)A型ボツリヌス毒素治療
A型ボツリヌス毒素は、交感神経から汗腺への情報伝達を遮断します。そこで、足の裏の皮膚にA型ボツリヌス毒素を注射することで発汗を抑えることができます。この治療は保険が適用されず、注射時に痛みを伴います。
(4)内服治療
保険適用の内服薬は、抗コリン薬と漢方薬があります。保険適用外ですが、自律神経失調症の薬や、抗不安薬などが有効な場合もあります」
Q.足裏からの汗を減らすには、日頃からどのような生活習慣を心掛けるべきなのでしょうか。
佐藤さん「足裏からの汗を減らすためには、交感神経の機能が活発にならないよう、生活習慣を改善することが望ましいです。例えば、『できるだけ強いストレスを避けるような生活を送ること』『十分な睡眠を取ること』『適度な運動を行うこと』を意識してください。また、食生活では、辛い食材や酸っぱい食材、カフェインなどの刺激物を控えて、栄養のバランスが取れた食事を心掛けましょう。喫煙やアルコールの摂取を控えることも大事です」
(オトナンサー編集部)



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