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「たこ」「まめ」「うおのめ」「いぼ」の違いと見分け方、予防・治療法を皮膚科医が解説

再発の可能性は?

Q.皮膚科での治療方法や、再発の有無を教えてください。

佐藤さん「たこは、厚くなった角質をメスやカミソリなどで薄く削ります。うおのめも厚い角質を削り、芯をくりぬきます。芯を取りやすくするために、あらかじめ角質を軟化させる貼り薬などを貼っておいて処置することもあります。手術で切除する選択肢もありますが、慢性的な圧迫が続く限り、ほとんどの例で再発してしまいます。

まめはばんそうこうなどで固定し、水疱の中の液が吸収されるのを待ちます。水疱が破れた場合も、皮膚が再生するまではばんそうこうなどで保護します。化膿(かのう)することもあるので、よく洗って清潔を保つことが重要です。

いぼには、特効薬や特別な治療法はありません。液体窒素で冷凍凝固する方法や電気メスで焼いて取る方法、ウイルスを殺す薬品を塗布する方法、漢方薬の『ヨクイニン』の内服などがあります。治療して一度小さくなっても再発することがあり、継続的な治療が必要なことが多いです」

Q.予防法を教えてください。

佐藤さん「先述の通り、たこ・うおのめは慢性的な圧迫が原因なので、それを可能な限り取り除くことが大切です。自分の足に合っていない靴が原因のことが多いため、適正な靴に替えることや、正しい歩行・姿勢を身に付けることも必要です。

職業上の理由で靴が替えられないなど、原因を除去できない場合、角質軟化剤や保湿剤でのスキンケアやパッドなどで局所の刺激を少なくする工夫が必要です。まめは急激な圧迫や摩擦などの負荷で生じるので、起こりそうな箇所をあらかじめ保護するなどの対策をしましょう。

いぼは、小さな傷からウイルスが皮膚や粘膜に入り込み、表皮の深くまで到達することで生じますが、医学的に、いぼのウイルスは正常な皮膚には感染できないとされます。第一の予防法は、傷や皮膚の炎症に注意することです。傷ができやすい手足や肘、膝、ひげそり後、手荒れなどのスキンケアを行い、炎症を起こさないようにすることが大事です。

また、いぼが広がるのを防ぐため、小まめな手洗い▽傷を作らない▽傷口を触らないこと――を心掛けましょう。家族で発症している人がいれば、タオルやバスマットの共用はなるべく避けましょう。免疫低下やストレスも、いぼを悪化させる要因になるので体調を整えることも大切です」

(オトナンサー編集部)

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佐藤卓士(さとう・たかし)

医師(皮膚科・形成外科)・医学博士

アヴェニュー表参道クリニック院長。京都大学農学部卒業。九州大学医学部卒業。岡山大学医学部、杏林大学医学部、都立大塚病院形成外科にて研鑽(けんさん)を積み、現在に至る。日本形成外科学会認定専門医、日本レーザー医学会認定レーザー専門医。日本形成外科学会、日本皮膚科学会、日本美容外科学会、日本レーザー医学会、日本手外科学会、日本創傷外科学会所属。アヴェニュー表参道クリニック(https://www.a6-clinic.com)。

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