大雪の後にやって来る“悪徳リフォーム業者”にご用心?
保険で直してくれるならありがたい…
普通、修理費用は安いに越したことはないのですが、この場合「高い方がよい」という状況になり、むしろ「保険でほかの部分も直してくれるなら、ありがたい」という不思議な感情まで生まれるのです。そして、冒頭のように、積極的に「訪問する」タイプの業者もいます。こちらはより悪質で、家主自身も気づいていない屋根の損傷を見つけては「壊れている」「下に落ちると通行人に当たって危ない」などと言っては修理を勧めます。
自宅とは言え、常に屋根の状態をチェックしているわけではありませんから、意外と破損に気づいていない方も多いのでしょう。その際、落とし文句として「先日の大雪の被害と申請すれば火災保険が使えるかもしれない」などと甘い言葉をささやきます。正規で修理するより、随分と高額な金額を提示されることも少なくないようですが、これとて家主からすれば「保険を使うので自分で支払うものではない」という感覚なので、あまり深くは考えないのかもしれません。
しかし、保険会社もバカではありません。どのような修理にどれくらいの費用がかかるのかに関してはデータが蓄積されている上、悪質な業者についての情報も持っています。事態が発覚して保険金の支払いを拒否されれば全額自己負担。さらに、このような業者は仕事も適当である可能性が高く、後々トラブルに巻き込まれることもあります。
今回のような大雪は悪い業者にとっては絶好のチャンス。特に高齢者が狙われやすいようですが、乗せられただけだとしても「ウソ」の保険請求を行えば、それは立派な保険金詐欺です。だまされて「保険会社をだます」ことにならないように、雪解け後の訪問者にお気をつけください。
(株式会社あおばコンサルティング代表取締役 加藤圭祐)

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