「鼻出しマスク」「顎マスク」、なぜする? 自分の身近にいたら、どう対処?
「肌」の問題、皮膚科で相談を
Q.アンケート結果を見ての感想をお聞かせください。
市原さん「きちんとマスクをしている人が多いことに安心しました。『マスクをしていなかったら、他人からどう思われるか』という心理もあるとは思いますが、日本人の真面目な性格が表れていると思います」
Q.「鼻出しマスク」等に対し、「感染させられそうで怖い」という声が4割を超えました。自分が正しくマスクをしていても、身近な人が鼻出しマスクや、あごマスクだと感染リスクは高まるのでしょうか。また、そうした場合の防御法、対策はありますか。
市原さん「自分が正しくマスクをしていても、残念ながら、ウイルスは目からも感染します。眼鏡やアイガードで防御していたとしても完全ではないので、周囲に鼻出しマスクやあごマスクの人がいたら、せきやくしゃみをされたときに感染の可能性が出てくるので、長時間近い距離にいることはなるべく避けましょう」
Q.「鼻出しマスク」「あごマスク」の人が挙げた理由で「眼鏡が曇る」「息苦しい」が多くありました。
市原さん「普段、眼鏡を使っている人なら、マスクをする際の眼鏡の曇りは誰しも感じていることですが、効果のある曇り止めが多く販売されています。『眼鏡が曇る』と言い訳せず、きちんと曇り止めを使いましょう。
『息苦しい』との訴えも確かによく聞きますが、ぜんそくなどの呼吸器疾患の人を除いては、血中の酸素濃度がマスクによって実際に低下している人はほとんどいません。マスクをしながら運動をしているなどの状況でなければ、本当に息苦しくなることはなく、『息苦しい』というのは感覚の問題です。布マスクの素材で自分に合うものを探してみてはいかがでしょうか。立体型で口元にマスクが当たらず、息苦しさがかなり軽減できそうなマスクもあります」
Q.「マスクをしていない」人は肌の病気、過敏症というケースもあるようです。
市原さん「肌が敏感でマスクをすると肌荒れしてしまう人もいますが、まずは皮膚科で相談してみてください。ちなみに医療従事者はマスクが必須なので、肌に問題があっても、アレルギーの薬を内服しながらマスクを着けている人もいます」
Q.マスクの正しい着け方や、使う際の注意点を改めて教えてください。
市原さん「不織布マスクの場合、ノーズフィッター(鼻の形に合わせて折り曲げられるワイヤ)が上になるようにして顔にあて、耳にマスクのひもを掛けます。マスクの下部分を顎の付近まで広げて、全体が顔にフィットするようにします。ノーズフィッターは鼻の形に合わせて曲げます。マスクと顔の間の隙間がなるべくできないようにするのが大切です。
布マスクの場合は、鼻と口全体がマスクで覆われる位置になるよう、ひもの長さを適切に調整します。飛沫感染拡大予防の観点から、布マスクでもマスクと顔の間の隙間がなるべくないようにしましょう。今は不織布マスクが手に入りやすい環境にあります。食事の際などにマスクを外すとき、清潔な状態でマスクケースに入れて再利用することもできますが、食事の後には新しいマスクを使う方が安心です。
マスクをしているからといって、完全に感染しないわけではありません。目からもウイルスは侵入するので、眼鏡やアイガードをする方がより安心です。また、ウイルスは飛沫感染だけではなく、接触感染もあり得ます。小まめな手洗い、手指消毒も並行して行いましょう」
※この記事はオトナンサーとYahoo!ニュースによる共同企画で、Yahoo!ニュースが実施したアンケートの結果を活用しています。アンケートは2月10~17日、全国のYahoo! JAPANユーザーを対象に行い、1805人から有効回答を得ました。年代は30代13%、40代36%、50代以上46%が多く、男女比はほぼ2対1。職業は会社員59%が最多で、自営業9%、専業主婦(主夫)9%などでした。
(オトナンサー編集部)

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