「松居一代さん的な人」との上手な付き合い方
船越英一郎さんとの泥沼離婚騒動の渦中にある松居一代さん。動画投稿サイトにアップする映像も話題を呼んでいますが、「保険のプロ」としてさまざまな個人顧客を相手にする筆者からすると、「松居一代さん的な人」と付き合うにはコツが要るようです。
連日のようにマスコミをにぎわせている松居一代さんの離婚騒動。女優だけに、動画サイトの映像はまるで「シェークスピア」の一場面を見ているかのような迫力がありますが、個人のお客様を相手にする生命保険のセールスの仕事をしていると、まれに「松居一代さん的な人」に出会うことがあるのです。
絶対に譲らないが、扱いやすいタイプ
その特徴は「自己顕示欲が強い」「絶対に譲らない」、そして「成功してお金がある」ということ。実際、松居さんもさまざまなアイテムの開発や投資で大成功を収めています。松居一代さん的な人は、中小企業の経営者や高い地位にある会社員などに多いタイプと言えるでしょう。
松居一代さん的な人を経営トップや上司に持つ人の苦労は大きいと容易に想像できますが、このタイプはある意味、単純でわかりやすいため扱いやすくもあるのです。「すごいですね」と褒めちぎれば、どんどん気持ちよくなってくれますし、決断力があるため大きな仕事のチャンスを頂ける可能性もあります。
松居一代さん的な人と付き合う上で、心がけたいことは以下の3つです。
1.絶対に否定しない
2.自慢話を聞き続け、褒め続ける
3.適度な距離感を保つ
まずは相手の話を否定しないこと。何を言っても譲ってくれませんから、言うだけムダです。また、ないがしろにされることを嫌う人が多いため、話を真剣に聞かない態度は許されません。そのほとんどが自慢話で付き合うのはなかなか骨が折れますが、こればかりは耐えるしかないのです。
そして重要なのが「適度な距離感」。「やってあげた」という思いが強く、実際にいろいろと「ギブ」もしてくれるため、何か怒りを買えば「あれだけ世話をしたのに」と猛烈な批判を受けます。愛情も憎しみも振れ幅が大きく、深入りするといつか必ず地雷を踏むことに。その破壊力は今回の騒動を見れば一目瞭然でしょう。
そこで、あまり恩を受けすぎず、たまには何かを返すことを心がけることが大切です。たとえ1000円分でも、相手が好きそうな手土産を持参するだけで対応は異なるでしょう。「子分になりきらないこと」が適度な距離感を保つ秘けつと言えます。
敵に回すとやっかいですが、上手に付き合えば力強い「松居一代さん的な人」。味方につける賢い処世術を会得したいものです。
(株式会社あおばコンサルティング代表取締役 加藤圭祐)
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