オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

IT社長のモテ夫は浮気8回、それでも離婚しない妻のポジティブ思考

浮気8回…心の支えは?

「多分、結婚後だけでも浮気は6回。結婚前を入れると8回はされているかも」。平然とそう話すのは亜里沙さん(仮名、43歳)。夫はIT企業のオーナー社長で、スマホで見せてもらった写真では、モデルタイプのイケメンでした。

「とにかく、女性にマメなんですよ、夫は。モテ男の代表格です。私と知り合ったのも合コンでしたし」

 航空会社の客室乗務員だったという亜里沙さんに、合コンで猛プッシュしてきた今の夫。会ったその日に1対1でのデートを申し込み、翌日、待ち合わせ場所に高級車で乗り付けてきました。助手席にはバラの花束。亜里沙さんは一瞬で付き合うことを決めました。「バブル期の恋愛話は知っていましたが、今でもこんな人いるんだ、生活力ありそう」と。

「結婚まで1年くらい付き合ったのですが、その間に2回も浮気されました。私のときと全く同じパターンの誘い方で、私より若い子です。私もまだ20代で、彼を死守して社長夫人の座に就くと心に決めていましたから、相手を捜し出して大勢の前で罵倒。かなり派手に戦いました」

 そして狙い通り、社長夫人の座に就いた亜里沙さんですが、夫の浮気性は結婚後も変わりません。

「IT社長で、女性にマメで金払いがいいんですから、そりゃあ女が寄ってきますよ。で、寄ってくると『しなくちゃ失礼』って思っちゃうタイプなんです。私が見つけただけで6回は浮気しています。“ワンナイト女”とか、私が気付かないパターンもあったでしょうから、実際はもっと多かったはずです」

「なぜ別れないか…ですか? 正直、今の“座”と余裕ある暮らしを捨てたくないというのが一番大きいかもしれません。うちは子ども3人。シングルマザーになったら、間違いなく貧困家庭まっしぐらですよ。あとは何だかんだ言っても、浮気がバレれば謝って戻ってきてくれるからです。どれも一時的な浮気で本気じゃない。浮気を隠すつもりもないみたい。

この人は単に、好奇心と冒険心とサービス精神が旺盛で、性欲もめちゃくちゃ強い人なんだって割り切ればいい。結局、私自身が夫のことをとことん嫌いにはなっていないんでしょうね。夫に、ばかだよってあきれている半面、チャーミングで憎めない。浮き沈みがある仕事をしていますから、事業が失敗したら…って考える方がゾッとします。浮気と倒産を比べたら、浮気なんて小さい小さい」

 強気な亜里沙さんですが、心が折れそうになることももちろんあるそう。そんなとき、支えになるものがあるそうです。

「結婚後、最初の浮気の後、『おわびの印。これで許して。もうしません』と言って、ダイヤの指輪をプレゼントしてくれたんです。それ以来、浮気がバレたらジュエリーを買ってもらうことにしています。浮気を思い出して心が折れそうになったら、それを眺めます。『もう限界ってときは売ってお金に替えてやる』。そう考えると、金(きん)の方がいいですけど。

それにうち、セックスレスじゃないんです。ベッドの相性はいいし、他でしていても、私が一番合っているって思います。ジュエリーを見て、『これだけの浮気相手に、私は勝ったんだ』と考えると、くよくよしていた気持ちも吹き飛びます。これは、私が他の女たちを相手に戦って勝ち抜いてきた証しです」

 浮気された数を「自分が勝ち抜いてきた数」と考えるのは、メンタルが相当強くないとできないかもしれませんが、浮気をトラウマ(心的外傷)にしない、一つの賢い方法かもしれません。耐えるより、糧にする。圧倒的ポジティブ思考です。

1 2 3

三松真由美(みまつ・まゆみ)

恋人・夫婦仲相談所 所長(すずね所長)・執筆家

夫婦仲・恋仲に悩む女性会員1万3000名を集め、「結婚・再婚」を真剣に考えるコミュニティーを展開。セックスレス・ED・女性の性機能に詳しく、性を通して男女関係をよくするメソッドを考案。20代若者サークルも運営し、未婚世代への結婚アドバイスも好評を呼ぶ。恋愛・夫婦仲コメンテーターとしても活躍中。著書は「夫婦の『幸せ循環』を呼ぶ秘訣」(講談社)「モンスターワイフ」(同)「40歳からの女性ホルモンを操る53の習慣」(扶桑社)「堂々再婚」(wave出版)など多数。コミック「『君とはもうできない』と言われまして」(KADOKAWA)の監修も手掛ける。恋人・夫婦仲相談所(http://fufunaka.com/)、公式LINEアカウント(https://lin.ee/oTQa13s)、公式note(https://note.com/suzune_16)。

コメント