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「余命3カ月」で目の前真っ暗、それでも希望を失わなくていい理由

「孤独」なままでがんに立ち向かうことは難しい

 実は、押川さんは「がん専門医」として治療解説や講演情報を流しているYouTuberです。主治医とは別に、治療や診断についてがん患者や家族にアドバイスするセカンドオピニオンや治療解説などに力を入れています。お会いすると、その強い行動力に驚かされます。特に、YouTubeを始めるきっかけになったエピソードが面白いので紹介します。

「2009年ごろから、患者を集めた説明会を始めました。抗がん剤治療は患者も治療の意味を理解しないとできない医療です。患者が治療について知識を深めれば、病院に頼らず、自分で調整しながら、がんと共存できます。参加した患者同士が情報交換をする効果も期待できます。学会発表でパソコン作業は慣れているので始めてみました。徐々に手応えが得られるようになりました」

 押川さんは、がん患者やその家族から寄せられる疑問、あるいは医師の目から見た、がん患者が抱えやすい悩みに対してアドバイスが必要だと言います。病院、主治医、患者会、支えてくれる人たち――さまざまな存在とのつながりが、がん患者に希望を与えています。

■YouTube「がん治療の虚実」
https://www.youtube.com/channel/UCVX2pB43fTkQVd3x_Ss5Jwg

■ブログ「がん治療の虚実」
https://ameblo.jp/miyazakigkkb

(コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員 尾藤克之)

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尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員 尾藤克之

東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)をライフワークとしている。NHKや民放各社のテレビ出演や、経済誌などからの取材・掲載多数。著書も多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。埼玉大学大学院経済学研究博士課程前期(経済学修士、経営学修士)。

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