プロポーズをキメるお店が「赤」ではいけないワケ
お店選びの基準といえば、まずはジャンルや価格帯ですが、色彩心理学の考え方によると、シチュエーションに応じた、「インテリアの色」を考慮に入れることも大切なようです。
打ち合わせや飲み会、デートなどでお店を選ぶ際に、皆さんはどのような基準を重視していますか。ジャンルや価格帯はもちろんですが、お店の「インテリアの色」まで意識している人は、少ないかもしれませんね。
しかし、カラー&イメージコンサルタントの花岡ふみよさんによると、色彩心理学上は、色の効果を利用したお店選びの方法があるとのこと。今回は、さまざまな目的やシチュエーションにふさわしい「インテリアの色」をご紹介します。
時間の経過を感じにくい「青」「緑」
【相手を待たせてしまいそうな時】
待っている人は、時間を長く感じてしまうもの。少しでも、時間の経過を感じさせないようにするには、青いインテリアのお店がオススメです。「青」は疲れにくい色であり、時間の経過を感じにくくする効果があります。外資系コーヒーチェーンで、インテリアに「緑」「青」を使った、ゆったりとした空間設計のお店が多いのはこのためです。
逆に、エネルギーを消耗させる暖色系のインテリアのお店は避けるようにしましょう。「赤」「オレンジ」を多用したファミリーレストランやファストフード店は、時間がどんどん経過しているように錯覚するため、待っている人は余計イライラします。
【プロポーズをする時】
モダンでおしゃれなレストランでプロポーズを決めたい、と考える人にとって、忘れてはいけないのが、インテリアが「赤」でないことを確認することです。「赤」はおしゃれですが、落ち着かないだけでなく、必要以上に緊張してしまいます。
この場合は、自分や相手の気持ちをリラックスさせる、「ベージュ」や「ブラウン」系のインテリアがよいそうです。
【初デートをする時】
初デートには、海や森など自然豊かな場所が向いていますが、遠出が難しい場合には、街中でも自然を感じさせる、開放感あるお店がオススメ。外光が降り注ぐ窓があったり、「緑」の観葉植物が飾られたりしている明るいお店がよいそうです。
逆に「ピンク」のインテリアが使われているお店は要注意。ピンクは、官能的なムードを創出するため、初デートの空間色としてはタブーと言えます。
【友達と飲み会をする時】
「オレンジ」「黄色」「赤」など、囲まれているだけで楽しい気持ちになれるインテリアのお店を選びましょう。よく、居酒屋やカラオケボックスのインテリアに暖色系が使われているのは、この色彩効果を意識しているためです。
(オトナンサー編集部)
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