「母の日」まであと2日! マナーのプロが教える「贈り物」の基本
「贈り物はいらない」と言われたら…
先日、以下のような相談を受けました。
「母から『母の日の贈り物は必要ない』と言われましたが、本当にそれでよいのでしょうか」
このような場合、前述の通り、相手がそれを望むのであれば、その言葉に甘えてもよいでしょう。もちろん、それがお母さまの本心であることが前提ですが。しかし、その見分け方は難しいものがあります。子どものことを気遣った、お母さまの「愛のひと言」とも解釈できるからです。
母の日も一つの行事。それを行うか、行わないかは、その人の自由です。お母さまから「贈り物は不要」と言われたら、それに従いつつも、「何かしらのカタチで気持ちを伝えたい」と思う人もいらっしゃることでしょう。その場合、会いにいける人は、お顔を拝見すると同時に、ご自身の顔を見せるだけでも、喜ばれるかもしれません。一方、「ゆっくりと一人になれる時間が欲しい」と思うお母さまもいらっしゃるかもしれませんね。
会いに行けない(行かない)人は、電話やメールでさり気なく感謝の気持ちを伝えたり、ハガキや手紙を出したりしてもよいのではないでしょうか。その場合、カーネーションやお母さまの好きなお花をあしらった、イラスト・写真付きのハガキ、便せん、切手を使うことで、お母さまを思うあなたの「愛」を伝えることができると思います。同居の場合でも、あえて切手を貼って、感謝の気持ちを“郵送”するのも一種のサプライズとしてよいかもしれません。
なお、お母さまと連絡の取れない人や、所在のわからない方もいらっしゃることでしょう。筆者もその一人です。それぞれに事情はあるかと思いますが、筆者の場合、心の中をカーネーションでいっぱいにして、健在であることを祈りながら、それを母に渡している光景を想像しています。
あなたの気持ちがお母さまのお心に届き、ご家族の皆さまが、愛にあふれた温かい気持ちになれる、5月の第2日曜日をお迎えくださいますように――。
(マナーコンサルタント・美道家 西出ひろ子)

コメント