転んだりなくしたり…子どもの「失敗」に親が取るべき行動は? NGワードも?
「言う通りにしないから!」はNG
Q.一方で、子どもが失敗したときに、親が言ってはいけない言葉やNG行動はありますか。
雨宮さん「どんな言葉が“前向きな行動”に結び付くか常に意識し、やる気をそいだり、意味もなく傷つけたりする言い方はしないよう心掛けましょう。
また、子どもの人格を否定するような言葉は絶対にNGです。例えば、つい言ってしまいがちな『ほらみたことか』『言う通りにしないから』というせりふは、親がスッキリするためだけのものです。子どもをやり込めようとせず、腹が立ったら7秒数えて心を落ち着かせ、感情的な言葉を選ばないようにしましょう」
Q.それでも、つい感情的になって怒ってしまうこともあり得ます。フォローするよい方法はありますか。
雨宮さん「『感情的になってしまった!』と思ったら謝ることです。何となくごまかしたり、子どもの機嫌を取ったりするようなことはせず、できればその日のうちに『さっきはごめん』と伝えて、お互いのモヤモヤをスッキリさせましょう。
親が立場を押し通さなかったことで、子どもはフェアに感じ、叱ったことの効果も生まれます。叱るべき事柄以外では怒らない、無視せず切り分けて考える、といったことができれば、反抗期・思春期にも同じように向き合えます。
ちなみに、私は『仲直りしよう』という言葉は使いません。けんかをしているわけではなく、あくまでも、言わなければいけないことを親として言っただけだからです。叱った後は『叱ったり怒ったりしたけど、あなたを大好きなこととは別だよ』ということをしっかり伝えてあげてください」
Q.子どもの失敗を上手に受け止めるために、親が日頃意識しておくべきこととは。
雨宮さん「あらかじめ、ある程度の失敗を想定しておくことです。許容範囲内で失敗体験をさせてあげればよいのです。許容範囲は時と場合によるので、親の時間や気持ちに余裕があるときに、進んでチャレンジさせるとよいかもしれません。失敗することはマイナスではないので、親自身が動じずにじっと見守る姿勢が大事です。
例えば、小さい頃からわんぱくにたくさん転ぶ経験をしてきた子は、手を前について受け身が取れるようになるものですが、転ぶ経験から遠ざけられて安全に育ってきた子は、一度転ぶと上手に受け身が取れず、大けがにつながることもあります。
たくさんの失敗経験が、子どもの心と体を成長させてくれるものです。その上で、『次は気を付けようね』と成長を促せる前向きな声掛けをして、次のチャンスに親子で目を向けるとよいでしょう。親が何でも先回りせず、子どもが自分自身の経験則で失敗を回避できるように見守ってあげることが大切です」
(オトナンサー編集部)

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