そっくりすぎる! 「炭酸水」と「トニックウオーター」は何が違うのか
焼酎やウイスキーなどのお酒を割るのに欠かせない「炭酸水」ですが、同じように、お酒を作るのに使われる発泡性の飲料として、「トニックウオーター」があります。しかし、この両者の違いとは何なのでしょうか。
焼酎やウイスキーなどのお酒を割るものといえば、お水やお茶、フルーツジュースなどがありますが、昨今の「ハイボールブーム」もあり、炭酸水を真っ先に思い浮かべる人も多いはずです。
しかし、炭酸水と同じ発泡性の飲料に「トニックウオーター」があります。カクテルのジントニックで有名ですね。しかし、とてもよく似た炭酸水とトニックウオーター、その違いとは何なのでしょうか。
オトナンサー編集部では、料理研究家で管理栄養士の関口絢子さんに聞きました。
保健飲料だったトニックウオーター
まず、炭酸水はその名の通り、炭酸ガスを溶かし込んだ水のことです。一方、トニックウオーターは、炭酸水に、香草(ミント、ローズマリーなどのハーブ類)やかんきつ類(レモン、ライム、オレンジなど)の果皮などの香りと糖分を加えた、英国発祥の清涼飲料水です。
トニックウオーターは、英国の植民地であった熱帯地方で「保健飲料」として飲まれたのが始まりだそう。元々は、マラリア防止に役立つ「キニーネ(=キネの樹皮)」を使って独特の苦みを加えていましたが、現在、使われることはほとんどないようです。
それでは、炭酸水とトニックウオーターはそれぞれ、どのような時に使用し、それぞれに合う飲み物(お酒)は何なのでしょうか。
炭酸水は、焼酎やウイスキーを割って酎ハイやハイボールとして、トニックウオーターはジントニックやウオッカトニック、またリキュールを使ったカクテルなどに用いられます。「トニックウオーターはそのままでもおいしく飲めます。香りや糖分もあり、リフレッシュしたい時にオススメです」(関口さん)。
(オトナンサー編集部)
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