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結露やカビ発生も…「加湿器」使い過ぎは住環境によくない? 健康への影響は?

カビが原因、「加湿器病」の恐れも

 過剰な加湿の健康面への影響について、内科医の市原由美江さんに聞きました。

Q.冬に部屋を加湿することの必要性を教えてください。

市原さん「喉が乾燥すると、細菌やウイルスなどの病原体が粘膜に付着しやすくなり、感染しやすくなります。これらを予防するためにも、普段から加湿を心掛けることは大切です」

Q.一方で、加湿器の使い過ぎで湿度が高過ぎると、体にどのような影響がありますか。また、結露してカビが生えてしまった場合は。

市原さん「湿度が高過ぎると、汗による体温調節機能がうまく働きにくくなります。高温の環境でなくても、この状態が続くと熱中症になる可能性があり、注意が必要です。また、室内にカビが生えると、アレルギー性鼻炎や気管支ぜんそく、肺炎などにかかる可能性があります」

Q.加湿器が原因といわれる「加湿器病」があると聞きました。詳しく教えてください。

市原さん「アレルギー反応による肺の炎症『過敏性肺臓炎』のことを『加湿器病』と表現することがあります。肺炎と同様、せきや発熱などの症状があります。アレルギーの原因となるアレルゲンにはさまざまな種類がありますが、多いのがカビです。普通の風邪と見分けがつきにくいので、せきや発熱などが2週間以上続いたら医療機関を受診してください。

原因となるアレルゲンを除去することで快方に向かいますが、重症の場合やアレルゲンを除去しきれない場合はステロイド治療で対応します」

(オトナンサー編集部)

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市原由美江(いちはら・ゆみえ)

医師(内科・糖尿病専門医)

横浜鶴ヶ峰病院付属予防医療クリニック副院長。自身が11歳の時に1型糖尿病(年間10万人に約2人が発症)を発症したことをきっかけに糖尿病専門医に。病気のことを周囲に理解してもらえず苦しんだ子ども時代の経験から、1型糖尿病の正しい理解の普及・啓発のために患者会や企業での講演活動を行っている。また、医師と患者両方の立場から患者の気持ちに寄り添い、「病気を個性として前向きに付き合ってほしい」との思いで日々診療している。糖尿病専門医として、患者としての経験から、ダイエットや食事療法、糖質管理などの食に関する知識が豊富。1児の母として子育てをしながら仕事や家事をパワフルにこなしている。オフィシャルブログ(https://ameblo.jp/yumie6822/)。

有賀照枝(ありが・てるえ)

整理収納コンサルタント、ハウスクリーニング技能士

ハート・コード代表取締役。一般社団法人ライフ・アレンジ協会特別講師。2007年から家事代行・整理収納サービス開始。現場をよく知る整理収納のプロとして、セミナー講師、ジュピターショップチャンネルなどメディア多数出演中。「部屋磨きは自分磨き・職場磨きはスタッフ磨きに通じる」がモットー。著書「片付けが苦手な子が驚くほど変わる本」(青春出版社)。ハート・コード(https://www.heartscode.com/)。

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