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見た目そっくり! 「ぼた餅」と「おはぎ」は何が違う?

お彼岸の食べ物といえば、「ぼた餅」と「おはぎ」ですが、両者の違いは何でしょうか。また、ぼた餅とおはぎをお供えするようになったのは、なぜでしょうか。

お彼岸には欠かせない「ぼた餅」

 お彼岸に食べるものといえば、「ぼた餅」と「おはぎ」ですが、この両者の違いとは何でしょうか。そもそも、お彼岸にぼた餅とおはぎを作り、仏壇にお供えするのはなぜなのでしょうか。

 オトナンサー編集部が、和文化研究家で日本礼法教授の齊木由香さんに聞きました。

小豆には「魔よけ」の効果がある

 齊木さんによると、お彼岸には、春分の日と前後3日間の「春のお彼岸」と、秋分の日と前後3日間の「秋のお彼岸」という2つがあります。

 仏教は、太陽が昇る東を「私たちの世界」、太陽が沈む西を「故人の世界」としており、昼と夜がちょうど12時間ずつになる春分の日と秋分の日は、「故人への思い」が一番通じやすい日として、お墓参りをしたり、仏壇にお供え物をしたりします。

 それでは、ぼた餅とおはぎをお供えするようになったのはなぜでしょうか。

 齊木さんによると、江戸時代の初期、あんこに使われる砂糖は非常に高価なものでした。大切なお彼岸に、「魔よけ」効果のある小豆と高級な砂糖を使ってあんこを作り、お餅につけ、それをご先祖様にお供えして、お願い事をしていたそうです。

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齊木由香(さいき・ゆか)

日本礼法教授、和文化研究家、着付師

旧酒蔵家出身で、幼少期から「新年のあいさつ」などの年間行事で和装を着用し、着物に親しむ。大妻女子大学で着物を生地から製作するなど、日本文化における衣食住について研究。2002年に芸能プロダクションによる約4000人のオーディションを勝ち抜き、テレビドラマやCM、映画などに多数出演。ドラマで和装を着用した経験を生かし“魅せる着物”を提案する。保有資格は「民族衣装文化普及協会認定着物着付師範」「日本礼法教授」「食生活アドバイザー」「秘書検定1級」「英語検定2級」など。オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/yukasaiki)。