こんなにあった! 「時候のあいさつ」月別一覧
かしこまった文章を書く際に用いる「時候のあいさつ」を一覧形式でまとめてみました。ぜひ覚えて活用しましょう。

取引先に送る文書や目上の方への手紙など、かしこまった文章を書く際に「時候のあいさつ」から書き始めたいと思ったものの、とっさには思い浮かばない――。よほど、手紙を書き慣れている人でなければ、各月の時候のあいさつは、簡単にはわかりません。
そこでオトナンサー編集部では、マナー講師で、話し方や敬語、コミュニケーションにも詳しい金森たかこさんに教えていただきました。
自分で新たに考えてもよい
【1月】
新春の候、初春の候、厳寒の候、寒気厳しい折から
【2月】
余寒の候、晩冬の候、立春の候、梅のつぼみがふくらみ始めた今日この頃
【3月】
早春の候、浅春の候、雪解けの候、春一番が吹きようやく春めいて
【4月】
晩春の候、春暖の候、陽春の候、桜の便りが聞こえてくる今日この頃
【5月】
新緑の候、若葉の候、薫風の候、風薫るさわやかな季節となりました
【6月】
梅雨の候、初夏の候、麦秋の候、梅雨の季節となりました
【7月】
盛夏の候、大暑の候、猛暑の候、暑さ厳しい折から
【8月】
残暑の候、晩夏の候、秋暑の候、残暑厳しい折から
【9月】
初秋の候、新秋の候、新涼の候、美しい秋晴れが続いております
【10月】
仲秋の候、秋冷の候、紅葉の候、そろそろ街路樹が色づき始めました
【11月】
晩秋の候、向寒の候、深冷の候、冬の気配が感じられる今日この頃
【12月】
初冬の候、師走の候、寒冷の候、今年も残り少なくなってまいりました
「時候のあいさつは季節や月によって、だいたいの言い回しが決まっています。しかし、気象状況はその年々によって変化するため、必ずしも定型文が当てはまるとは限りません。その時々に合ったあいさつ文を自分で新たに考えるのも、書き手の思いが伝わってよいでしょう」(金森さん)
※参考文献:「今さら他人に聞けない ビジネスマナー虎の巻」(西出ひろ子著)
(オトナンサー編集部)

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