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ここが違う! デキる人が「ビジネスバッグ」に入れているモノ

「通勤や移動のことを考えて、ビジネスバッグはできるだけ軽量がいい」という人も多いことでしょう。しかし“ワンランク上”を目指せるのは、自分ではなく、人のためになる道具を持ち運ぶビジネスパーソンかもしれません。マナーのプロに聞きました。

ビジネスバッグに入れておきたいアイテムとは

 ビジネスバッグは、通勤のことなどを考えてできるだけ軽くしたいものですが、あまりにスカスカだと、ちょっとしたことに対応できない場合もあります。ビジネスの観点から、普段持ち歩いた方がよいものは何でしょうか。

 オトナンサー編集部では、年間250本以上の講義やビジネスマナーの連載、執筆などをこなす、マナーコンサルタントの金森たかこさんに聞きました。

かつては「ハトガマメクテ」が必携アイテム

 かつては「ハトガマメクテ」、つまりハンカチ、時計、ガマ口(財布)、万年筆、名刺、くし、手帳の7つが、社会人の必携アイテムとされていました。しかし、デジタル化が進んだ現代では、スマートフォンなどが財布やメモ帳の役割も担うようになったため、これはあくまで一つの“目安”と考えるべきだそうです。

 その上で、「できるビジネスパーソン」になるためのポイントは、「人のために使える道具」を用意すること。たとえば相手がお茶をこぼしたときに、すぐにティッシュやハンカチでふいたり、ボールペンのインクが切れてしまったら、予備を貸せるようにしておいたりする、などがこれに当たります。

 不測の事態でも、落ち着いてサポートできる道具を常備しておけば、「相手に喜ばれ、結果として評価も上がるでしょう」(金森さん)。

 とりわけ金森さんがオススメするのは、ハンカチを3枚用意することです。3枚のうち、一枚はトイレなどで手をふく実用性の高いタオル地のもの、一枚は人前で使用する膝かけ用の、デザイン性のあるもの、最後の一枚は、必要としている誰かのために用意しておく新品のハンカチです。

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金森たかこ(かなもり・たかこ)

マナー講師・話し方マナーコミュニケーション講師

一般社団法人マナー教育推進協会代表理事副会長、ウイズ株式会社社長。大阪府出身、京都市在住。大手食品メーカー人事部で人材育成・秘書業務などに携わった後、フリーアナウンサーとして独立。ニュース・情報番組をはじめ、テレビ・ラジオを中心に話し方、コミュニケーションの仕事に携わる。その後、マナーコンサルタントの西出ひろ子氏に師事し、ビジネスマナー講師として講演・研修・コンサルティングなどを行う。アナウンサーとして培った話し方やボイストレーニングを取り入れた、コミュニケーション能力向上を軸とした独自の講義スタイルに定評がある。就職面接対策講座では、99%の内定率を誇る人気講師として活躍中。DODAキャリアコンパスにてビジネスマナーの連載を行う。2017年3月にプレジデント社より「入社1年目ビジネスマナーの教科書」を出版。テレビ番組や新聞、雑誌などのメディアでも活躍中。企業研修・コンサルティング(http://www.withltd.com)、大人のマナースクール(http://www.fastmanner.com)。

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