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パワハラ上司はダメ! 部下を注意するコツは「ハンバーガー」にあった

「ミスが多い部下を注意したいけれど、下手をしたらパワハラと言われてしまいそう」。こうした場合、言いたいことをうまく伝えるには、どのようにしたらいいのでしょうか。言葉の専門家に取材しました。

言いたいことを部下にうまく伝えるには…

 部下を一生懸命指導しているにもかかわらず、思うように業務を進めてもらえないこともしばしばですが、厳しく注意すると「パワハラ上司」のらく印を押されてしまう、このご時世――。自分の部下に改善してほしいことを円滑に伝えるには、どうするのが効果的なのでしょうか。

「プラスの情報」で相手の心を開く

 マナー講師で、話し方や敬語、コミュニケーションにも詳しい金森たかこさんによると、まずは「この上司の言うことだったら聞こう」と思ってもらえるような、部下との信頼関係を築いておく必要があります。そのためには、「上司だってできていない」と思われないように、しっかりとお手本を示せる自分であること、また「感情的に注意している」と思われないよう常に意識することが大切です。

 そこで、金森さんがオススメするのが「ハンバーガー話法」。これは「注意・指摘」というハンバーガーの具を、「褒める」というパン(下)と、「励ます」というパン(上)で挟む方法です。具体例は以下の通りです。

【書類のミスを指摘する場合】

「いつもスピーディーに仕上げてくれてありがとう」(プラスの情報=下のパン)
「ただ、いくつかミスがあったから最後に確認を忘れずにね」(伝えたいこと=ハンバーグ)
「あなたならできるから、よろしくね」(モチベーションを上げる言葉=上のパン)

【施錠忘れを指摘する場合】

「先ほどの電話の件、ありがとう。先方も喜んでいたよ」(プラスの情報=下のパン)
「ところで昨日、非常階段の鍵が開いたままだったよ。帰る時には鍵を閉めてね」(伝えたいこと=ハンバーグ)
「職場の安全のためにもお願いします。頼むね」(モチベーションを上げる言葉=上のパン)

 ミスや改善してほしい点を伝える場合は、最初にプラスの情報を伝えて、相手の心が開いたところで言いたいことを伝え、最後はモチベーションアップになる言葉で締めくくるのがポイントです。

(オトナンサー編集部)

金森たかこ(かなもり・たかこ)

マナー講師・話し方マナーコミュニケーション講師

一般社団法人マナー教育推進協会代表理事副会長、ウイズ株式会社社長。大阪府出身、京都市在住。大手食品メーカー人事部で人材育成・秘書業務などに携わった後、フリーアナウンサーとして独立。ニュース・情報番組をはじめ、テレビ・ラジオを中心に話し方、コミュニケーションの仕事に携わる。その後、マナーコンサルタントの西出ひろ子氏に師事し、ビジネスマナー講師として講演・研修・コンサルティングなどを行う。アナウンサーとして培った話し方やボイストレーニングを取り入れた、コミュニケーション能力向上を軸とした独自の講義スタイルに定評がある。就職面接対策講座では、99%の内定率を誇る人気講師として活躍中。DODAキャリアコンパスにてビジネスマナーの連載を行う。2017年3月にプレジデント社より「入社1年目ビジネスマナーの教科書」を出版。テレビ番組や新聞、雑誌などのメディアでも活躍中。企業研修・コンサルティング(http://www.withltd.com)、大人のマナースクール(http://www.fastmanner.com)。