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「自分はダメだ」と責める前に…新生活で陥る“完璧主義”のワナ 心理カウンセラーが説く「自分を許す思考法」

承認欲求が強い場合の対処法とは?

Q.職場で「デキる人」に見られたいという欲求が強い人がいて、精神的にプレッシャーを感じている人がいます。どうすれば楽になれますか。

うるかすさん「『デキる人と思われたい』というのは、承認欲求と呼ばれる、『人から認めてもらいたい』という心理的な欲求からくるものです。承認欲求は、人から褒められたり認められたりする理想の自分になるために、積極的に行動したり努力をしたりするための原動力となります。

一方で、過剰に意識し過ぎてしまうといつまで経っても満たされないと感じたり、他人の評価にしばられ過ぎてしまったりすることも少なくありません。そうすると、現実の自分とのギャップに必要以上に苦しめられてしまい、自分自身を卑下し続けたり、他の人と自分を常に比較し続けることも。他人軸で『認めてほしい』という気持ちばかりがエスカレートしてしまう、苦しい状況に陥ってしまうんですね。

特に、近年はSNSが普及していることで自分と他人を比べる、もしくは比べられる機会が増えてしまっています。知らず知らずのうちに『他者承認』に依存してしまう『SNS疲れ』のような現象も起こっています。

もしも、誰かから評価されたり認めてもらいたいという考えに縛られてしまっていると感じたときは、まずはその感情を自分が感じている、認識していると改めて確認することが重要です。

多くの場合、常に他人から良い評価を得たいと思うばかりに過剰な理想像を描いてしまいがちです。『他人からよいとされる自分』ではなく、『自分がどうなりたいか』を自分の軸で決められるように心の中で対話するようなイメージで、気持ちを整理する時間を作ってみましょう。

そのとき、自身の感情に着目することは、他者評価の軸から自分の軸へと移行していく際の羅針盤のような役割を果たしてくれるかもしれません。

自分の中に浮かんできた感情に対して、『これは甘えではないか』『独りよがりではないか』『ただのわがままではないか』といった知性的な検閲が働くことも多いと思います。
ただ、そうした働きは意図的に止めようとしても、すぐに止まるものではありません。そのため、それはそれとして一旦脇に置いておきながら、『今、自分はこう感じているのだな』と、その感情をゆっくりと味わう時間を持ってみることも一つの手がかりになります。

自分の価値観や目標をベースに、大事にしたいことや理想のビジョンを設計できるようになると、次第に自分自身を受け入れられるようになるきっかけがスムーズに作りやすくなると思います」

* * *

 現代社会では、自分を他人と比較してしまう、もしくは比較されてしまう機会が増えており、これが続いてしまうと、「あの人はできているのに」「もっと自分は頑張らないとダメ」とネガティブな気持ちにしばられてしまうことも。

 そんなときに、自分軸の考え方や価値観をしっかり持っていられると、心が揺さぶられることが少なくなりそうですね。

(オトナンサー編集部)

【豆知識】「えっ…」 これが「完璧主義」による“ネガティブ思考”から自分を解放する方法です!

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うるかす

心理カウンセラー

公認心理士・臨床心理士・産業カウンセラー・精神保健福祉士。精神科病院で15年以上勤務。また公立小中学校にてスクールカウンセラーとして5年勤務経験あり。現在ココナラで夜間に電話相談をお受けしています。2児と猫1匹の父。

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