小室圭さんで話題の米ロースクール留学、ニューヨーク州弁護士はこんなにスゴい!(上)
英語と日本語でのインプットについて

まずは、出題科目の理解と記憶が必要です。しかし、無理をしてすべて英語で学習する必要はないようです。
「私は日本の法学部出身だったため、日本語で法律を勉強してきました。日本語での基本的知識を活用することにより、効率よく米国法を勉強できました。法学部出身でなくても、まずは用語の意味を日本語で調べて理解する方が早いです。ただし、英語でのアウトプットを前提にインプットするという意識が必要です。日本語を頼りにしすぎると、時間との勝負である試験に太刀打ちできません」
「英語に対する向き合い方も重要です。私は幸い英語が得意な方でしたので、言葉のハンディはあまりありませんでした。それでも、やはりネイティブレベルの読み書きはできていなかったので苦労はありました」
英語での演習方法について伺います。四者択一試験や記述式試験、過去問に取り組むときはどのようにすればよいのでしょうか。
「英語で読み、英語で答える。その演習が大切になります。四者択一試験では、200問を6時間で回答しなければいけません。1問2分しかないため、英語で読解しながら問題の論点を見つけ出すことが必要です。英語を日本語に変換していては時間内に問題文を読み切ることもできないでしょう。MBE(Multistate Bar Exam)の科目は記述式試験科目も含んでいるため、まずはMBEから学習しました」
「記述式試験はハードルが高いため、四者択一試験でできるだけ高得点を取る方が有利だと判断しました。結果として、それが功を奏しました。英語がネイティブではない受験者にとって、大多数の人が四者択一試験の方が高得点を狙いやすいと思います」
これで、読者の皆さまも、ニューヨーク州弁護士の位置付け、取得のメリットについて理解できたのではないでしょうか。今回、取材にご協力いただいた徳永弁護士に御礼申し上げます。
(コラムニスト、著述家 尾藤克之)

コメント