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子どもが集まる空間に行くと「落ち込む」「比べてしまう」「つらい」…発達障害児を育てる親が抱える“孤独と疎外感”

「今、私はうらやましいと思っているんだな」

 さて、最近でも、私にも同じような経験があります。

 息子は24歳になりますが、結婚することも、孫の顔を見ることもおそらくないでしょう。そんな中、学生時代の友人たちが集まり、スマホで孫の写真を見せ合っている“孫自慢”大会の場にいるとモヤモヤしてしまうのです。

 でも、それも自然な心の反応です。だから私は、「ああ、今、私はうらやましいと思っているんだな」と認めてあげるようにしています。

 もし今、あなたが発達に課題のあるお子さんを育てていて、子どもが集まる場所に行って落ち込むのであれば、無理に行かなくてよいのです。

「おでかけひろば」のような場所や親子イベントは、孤独な子育てを救う素晴らしい場所ですが、定型発達の子ども向けです。かえって孤独にさいなまれ、比べてしまい、つらくなるのならば「行かない」という選択も勇気ある決断です。

 比べてしまう心、落ち込む気持ち。それらにフタをするのではなく、「ああ、今こう思っているんだな」とそのまま見つめてあげること。そして、傷つきやすい自分に、そっと寄り添ってあげること。

 発達障害の子を育てている親御さん、今できる一番のことは、頑張りすぎず、自分の心を守ることだと思うのです。

(子育て本著者・講演家 立石美津子)

【画像】「えっ…?そうだったの……?」 これが「発達障害児」にみられることのある行動です(5つ)

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立石美津子(たていし・みつこ)

子育て本著者・講演家

20年間学習塾を経営。現在は著者・講演家として活動。自閉症スペクトラム支援士。著書は「1人でできる子が育つ『テキトー母さん』のすすめ」(日本実業出版社)、「はずれ先生にあたったとき読む本」(青春出版社)、「子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方」(すばる舎)、「動画でおぼえちゃうドリル 笑えるひらがな」(小学館)など多数。日本医学ジャーナリスト協会賞(2019年度)で大賞を受賞したノンフィクション作品「発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年」(中央公論新社、小児外科医・松永正訓著)のモデルにもなっている。オフィシャルブログ(http://www.tateishi-mitsuko.com/blog/)、Voicy(https://voicy.jp/channel/4272)。

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