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「大殺界だから来年」「干支合わず破局」…恋愛や結婚の行方を“占い”に委ねる男と女

恋愛・結婚の相手や時期を、「占い」に基づいて決める3人の男女のストーリーです。

恋愛や結婚に「占い」は必要?
恋愛や結婚に「占い」は必要?

 未来に何が起こるかはわかりません。どん底にいたり、悩んだりしている時に、明るい未来や開運を期待して占いに頼る人がいますよね。

 婚活においても、出会える時期やお相手の相性などを占いで見る人たちがいます。良いことだけを信じて、それを前に進むパワーにできればよいのですが、一喜一憂して、占いに翻弄されるのは、いかがなものかと思うのです。

娘のお見合い相手を占いで見る母

「11月1日が大安なので、この日に入籍することに決めました」

 吉田孝子さん(36歳、仮名)から連絡が入りました。孝子さんは4月にお見合いをした安藤拓海さん(38歳、仮名)から10月にプロポーズをされ、成婚退会をした会員女性です。

 孝子さんたちのように、成婚したほとんどのカップルが、入籍や結婚式の日を「大安」「友引」など、暦の六曜を見て日が良い日に決めています。

 わざわざ仏滅の日を選んでお祝い事をする人は、まずいません。日が良い日にお祝い事をした方が、気持ちも晴れやかになりますし、日程を決めるきっかけ作りにもなりますよね。

 しかし、こんな例はどうでしょうか。

 私の相談所で1年間活動し、成婚しないままに退会していった、佐藤悦子さん(33歳、仮名)という女性がいました。彼女は、24歳の時に一度結婚しており、28歳で離婚したバツイチでした。

 なかなか美人だったので、登録したらたくさんのお申し込みがかかりました。しかし、申し込みをお知らせしても、いつもお返事が遅いのです。

 ある時、年齢、年収、見た目などが申し分ない男性をお勧めしたら「お見送りします」と言います。その理由が、こうでした。

「母が、『この男性とは相性が悪い』と言うんです。結婚しても、けんかが多くなって、幸せな家庭は築けないって」

 悦子さんのお母様は、お袋の味を売りにした飲食店をやっているのですが、専門家の先生に付いて四柱推命占いを勉強し、お客さんにはサービスで占い鑑定をしてあげているというのです。

 そして、お申し込みをお知らせしても返事が遅かったのは、全てのお申し込みをお母様に見てもらっていたからだとわかりました。

「お母様が、占いを始めたのはいつ頃からなの?」と聞いたところ、彼女が高校生くらいの時に、四柱推命の教室に通い、本格的に勉強したというのです。

 しかし、悦子さんはバツイチ。当然、前の結婚の時も、お母様はお相手の相性や結婚する時期などを見ていたはずです。それなのに、前の結婚は4年で終わってしまいました。

 占い通りに行かないのが人生です。

大殺界だから、入籍は来年に

 先日、成婚が決まった橋野容子さん(38歳、仮名)ですが、お相手の男性、竹内徹さん(42歳、仮名)のお仲人さんが、占いをする人でした。

「竹内さんのお仲人さんが、今年は私が大殺界らしくて、結婚式や入籍は大殺界が明ける来年にした方がよいとおっしゃっているんです。私は、年齢的にもできるだけ早く入籍したいのですが、年内に進めて、後に何か良くないことが起こった時、『大殺界なのに結婚したからだ』と言われるのも嫌なので、年が明けてからにしようと思っています」

 占いは「良いことだけを信じればいい」と言う人がいますが、悪いことを言われると、どうしてもそれが気になってしまいます。何も知らないで、後に何か良くないことが起こったとしても、それは現実として受け入れるのでしょうが、「大殺界」ということを知っていたら、遡って「だから、やらなければよかった」と思ってしまいます。

 このお二人、相談所を退会するのも“大安の日”の指定だったので、私もその日に彼女の退会手続きをしました。

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鎌田れい(かまた・れい)

仲人・ライター

雑誌や書籍のライターとして活動。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も手がけてきた。あるカリスマ仲人を取材したことをきっかけに「ご縁を結ぶ仕事」に興味を持ち、現在は結婚ナビゲーターとしても活動中。婚活のためのレクチャーやイベントも多数開催する。プライベートでは、婚活パーティーで知り合った夫と結婚し、双子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。あいかつハウス公式サイト(http://aikatsuhouse.grupo.jp)。

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