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業界初の「不妊治療サポート保険」、その保障内容と注意点は?

実質1900円の保険料を妥当と考えられるか

 また、出産した場合は1人目10万円、2人目30万円、3人目50万円、4人目70万円、5人目以降100万円の「出産給付金」が出るほか(ただし契約から1年経過後)、三大疾病にかかったり、死亡したりした場合の一時金として300万円が保障されます。

 最大200万円の満期一時金があるのも特徴です。例えば、30歳女性(保険期間20年)の保険料は1万233円で、20年間の保険料総額は約246万円。このうち200万円が満期一時金として戻ってくるため、実質的な保険料は46万円と見ることもできます。

(※出産給付金、特定不妊治療給付金を受け取っている場合は、その分が満期一時金から差し引かれる)

 つまり、毎月の実質的な保険料は1900円程度で、ファイナンシャルプランナー(FP)の加藤圭祐さんによると、これは他社の類似商品(死亡+三大疾病で300万円)の保険料と同程度といいます。

 加藤さんはシュシュについて「保障内容と保険料(月1900円程度)を妥当と考えられるかがポイントでしょう。ただし、最長でも50歳で保障が終わってしまうので、その後どうするのかという問題もあります」と話します。

 その上で、加藤さんは「業界初の不妊治療給付は保険業界の少子化対策にとって大きな一歩と言えますが、同時に不妊治療を対象とした保険の商品設計の難しさも感じます。他社も別の切り口で新商品を販売することも予想されるため、それらの商品が出そろうのを待つのも手かもしれません」とアドバイスしています。

(オトナンサー編集部)

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加藤圭祐(かとう・けいすけ)

あおばコンサルティング代表取締役、1級FP技能士、宅建士

大手外資系生命保険会社にて11年間、個人・法人のコンサルティング業務に従事。2015年に株式会社あおばコンサルティングを設立。日本初の、チャットでのお金のサービス「みかづきナビ」を開始。現在ではzoomも活用し、FP相談や保険相談で顧客の課題解決に取り組んでいる。みかづきナビ(http://www.mikazuki-navi.jp/)。

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