業界初の「不妊治療サポート保険」、その保障内容と注意点は?
保険業法の改正を受けて日本生命から発売された業界初の“不妊治療保険”。その内容や利用にあたっての注意点はどのようなものでしょうか。
今年4月の保険業法改正を受けて、国内初の不妊治療保険として発売された日本生命の「ニッセイ出産サポート給付金付3大疾病保障保険“ChouChou(シュシュ)!”」。
その開発背景には、不妊治療経験のある夫婦が5~6組に1組(国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査」)に上るなど、不妊に関する悩みを抱える人が増える一方、体外受精など「特定不妊治療」にかかる費用を、公的助成制度だけでまかない切れない現状があったといいます。
不妊治療をする女性向けの民間保険、その内容や利用する際の注意点はどのようなものでしょうか。
「特定不妊治療給付金」は最大12回
日本生命によると、特定不妊治療(全額自己負担)である体外受精には1回約30万円、顕微授精には約40万円の費用がかかりますが、公的助成制度に基づく助成額は1回15万円(初回30万円、自治体により異なる)で、自己負担はどうしても大きくなります。
シュシュは、採卵や胚移植について最大12回の「特定不妊治療給付金」を受け取れるのが特徴です。給付額は1~6回目が5万円、7~12回目が10万円で、契約から2年間は給付金が出ない仕組みになっています。
対象者は16~40歳の女性。保険期間は「10年」「15年」「20年」の3種類から選びますが最長50歳まで。保険料は年齢や保険期間によらず月1万円程度です。
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