【マーケット展望】日経平均は1カ月ぶりに1万7000円台回復、原油価格堅調なら支援材料に
10月11日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前週末比164円67銭高の1万7024円76銭で取引を終えました。今後の展開はどうでしょうか。
10月11日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前週末比164円67銭高の1万7024円76銭で取引を終えました。
今後の展開はどうでしょうか。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストは今後の日経平均について、「引き続き米国株やドル/円、原油価格の動向に影響を受けやすい地合い」と指摘します。
原油価格の代表指標である米WTI先物11月物は10日、1バレル=51.35ドルで取引を終え、中心限月としては昨年7月半ば以来約1年3カ月ぶりの高値を記録。八代さんによると、原油価格上昇は、ロシアのプーチン大統領が石油輸出国機構(OPEC)の減産合意に加わる用意があると述べたことが要因です。
八代さんは「減産期待を背景に原油価格は目先、堅調に推移する可能性があります。原油価格上昇は米国株や日経平均にとってプラス材料になりそうです」と話します。
一方で八代さんは足元の円安・ドル高について「1ドル=104円台前半にかけて利益確定の円買い・ドル売り圧力が強まる可能性もあります。ドル/円が伸び悩めば、日経平均の上値を抑える要因になるかもしれません」と分析しています。
(オトナンサー編集部)
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