“ドラマみたいな夫婦”はあちこちに…数千組の「夫婦の悩み」を見聞きした専門家が驚いた「夫婦の事件簿」2選
何でも占いの言いなり。ついに離婚まで…
優紀さん(40歳、仮名)は占いが大好き。風水から四柱推命、タロット、占星術などあらゆる占いを試してきました。
そんなとき、「この人最強」というよく当たる占い師に出会います。それ以降、結婚相手も結婚の時期も、住む方角も、妊娠・出産時期や転職なども、すべてその占い師さんの助言をもとに決めてきました。ちなみに、金額もいたってリーズナブルで、お金を巻き上げられているわけではありません。
数年後、優紀さんは「占いで星運気が変わったので、今の夫と離婚しないとお互いが不幸になると出てしまった。離婚しなきゃいけないけど、大好きだし、本当は離婚したくない。籍だけ抜いて同居生活をしようと思っている」と言い、本当に籍を抜いてしまいました。
占いによって決めた相手と結婚したのに、離婚しなきゃ不幸になるとは、どういうこと?占い詐欺じゃないのかと思いましたが、あえて言わず。そして言いなりの夫にも驚きました。どうやら夫も占いを信じるタイプのようです。
しかし彼女は信じ切っていて、とても幸せそうです。事実婚の形を取って2人で子どもを育てています。今度は子どもの将来について占い師に相談するそうです。
世の中にはさまざまな価値観を持つ人がいて、その異なる価値観を持った人同士が結婚するわけです。そこから生まれるお悩みは、普遍的なものももちろんあります。
スマホが普及する前、ガラケーで「恋人・夫婦仲相談所」を運営していた頃は、地方在住の若い人からの相談も多く寄せられていました。「旦那が若い女と浮気してます。助けてください」と送られてきて、相談者の年齢を見ると「リンカ(19歳)」と記されている…「あなたより若い女性と浮気してるんですか?」とすぐに聞き返したくらいです。かと思えば、70代の男性が40代の妻と再婚し、「妻が外出するのが寂しい」と相談されることもあったり。
時代の変化によって傾向も変わり、新鮮で驚かされることが多いのです。テレビの再現ドラマで時々、私が抱えている事例を提供することもあります(当事者許諾済みで)。“ドラマみたいな夫婦”は、あちこちに存在しています。
(「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美)

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