【9月2日のマーケット】日経平均反落1万6925円、米雇用統計前に利益確定売り
9月2日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比1円16銭安の1万6925円68銭で取引を終えました。
9月2日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比1円16銭安の1万6925円68銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、午前の日経平均は前日終値を挟んでもみ合う展開に。しかし米8月雇用統計の発表を今夜に控えて利益確定売り圧力が強まり、下げ幅は一時78円に達したといいます。その後は大引けにかけて下げ幅を縮小し結局、前日終値近くまで戻しています。
東証1部33業種中、保険、電気・ガスなど19業種が上昇、一方、精密機器、ガラス・土石製品など14業種は下落しました。個別銘柄では、J.フロントリテイリング、東京ドームが買われ、アルプス電気、コムシスホールディングス(HD)は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比3.38ポイント高の1340.76。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=103円40銭台で推移しています。
9月利上げ観測で「ドル/円上昇」
八代さんによると、市場が注目するのは今夜発表の米8月雇用統計。今回は非農業部門雇用者数が前月比18万人増(失業率4.8%)と予想されているそうです。
八代さんは雇用統計について「堅調ならば米連邦準備制度理事会(FRB)が9月利上げに踏み切るとの見方が強まりドル/円は上昇、反対に弱い結果に終われば、下落する展開が予想されます」と話します。
雇用統計によってドル/円や米株式市場が動いた場合、週明け5日の日経平均に影響を与える可能性があるそうです。
(オトナンサー編集部)
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