【8月22日のマーケット】日経平均続伸1万6598円、円安・ドル高が支援材料に
8月22日の東京株式市場で日経平均株価は2営業日続伸、前週末比52円37銭高の1万6598円19銭で取引を終えました。

週明け8月22日の東京株式市場で日経平均株価は2営業日続伸、前週末比52円37銭高の1万6598円19銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、外国為替市場でドル/円が1ドル=100円台後半まで上昇(円安・ドル高)したことが日経平均の支援材料に。ただ、おおむね1万6500円台後半で推移し、値幅(高値と安値の差)も約90円にとどまるなど、膠着感の強い相場展開だったといいます。
東証1部33業種中、その他製品、陸運など26業種が上昇、一方、水産・農林、鉱業など7業種は下落しました。個別銘柄では、ユニーグループ・ホールディングス(HD)、JR東日本が買われ、日本水産、ソニーフィナンシャルHDは売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前週末比8.01ポイント高の1303.68。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=100円80銭台で推移しています。
FRB議長講演控え「方向感に欠けるかも」
八代さんは、足元のドル/円上昇(円安・ドル高)について、「米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ観測や日銀の追加緩和観測が背景にあります」と指摘します。
ただ、イエレンFRB議長講演を26日に控えてドル/円は一方向に動きにくいと見られるといい、八代さんは「日経平均も当面、明確な方向感に欠ける展開になるかもしれません」と分析しています。
(オトナンサー編集部)
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