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ビール、チューハイ…酒を“ちゃんぽん”するとどうなる? 消化器病専門医が指摘する“恐ろしい事実”

酒を飲みすぎないための対策は?

Q.酒を飲み過ぎないためには、どうすればよいのでしょうか。対策について、教えてください。

船越さん「厚労省の『健康に配慮した飲酒に関するガイドライン』には、飲酒時のポイントとして、次のような内容が記載されています」

(1)自らの飲酒状況などを把握する

(2)あらかじめ量を決めて飲酒をする

(3)飲酒前または飲酒中に食事を取る

(4)飲酒の合間に水(または炭酸水)を飲むなど、アルコールをゆっくり分解・吸収できるようにする

(5)1週間のうち、飲酒をしない日を設ける

(1)や(2)は、一緒に酒を飲む人とあらかじめ相談できるとベストですね。お酒を飲む際は、タンパク質を多く含む食品を一緒に食べるのが望ましいといわれています。例えば、肉や魚介類、豆腐などの高タンパクな食べ物は、胃の中でアルコールの吸収を遅らせ、血中アルコール濃度の急上昇を防ぐことができます。

飲む前の水分補給も忘れずに行い、お酒を飲んでいる間も適宜、水や炭酸水、ジュースなど、アルコールが含まれていない飲み物を摂取してください。

 くれぐれもお酒を飲む際は、飲み過ぎには注意しましょう。

(オトナンサー編集部)

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船越真木子(ふなこし・まきこ)

まきこ胃と大腸の消化器内視鏡クリニック院長

2005年神戸大学医学部卒。その後、西神戸医療センターや静岡医療センター、京都大学医学部附属病院勤務を経て、2021年に「まきこ胃と大腸の消化器内視鏡クリニック」(京都市伏見区)を開院。がん死の女性1位、男性2位である大腸がんを早期発見するため、苦痛の少ない高精度な内視鏡検査を提供している。また、内科専門医の幅広い観点から、すべての人々が人生を最高に楽しめるお手伝いがしたいと願っている。総合内科専門医、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医。まきこ胃と大腸の消化器内視鏡クリニック(https://www.makikoclinic.com/)。

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