一度離婚した相手と「再婚」どう思う? 浮気がやめられない元夫、別居婚だった元夫と復縁した40〜50代女性たちの“実話”
病気を機に再婚を決意
典子さん(53歳、仮名)と豊さん(55歳、同)は20代で結婚。お互いに転勤が多かったので、最初から別居婚を選び、子どもも持ちませんでした。
結婚はしているけれど気ままな一人暮らしもできていた30代半ば、典子さんは転勤した土地で好きな人ができます。正直に豊さんに打ち明けると、「じゃあ離婚しよう」とあっさり離婚。別居婚だったため、そのハードルは低かったそうです。
典子さんはその人とお付き合いしましたが結婚には至らず、2年ほどで破局。付き合っている間も豊さんとは連絡を取り、何かと相談していたそうです。
そんな二人の関係に変化が生まれたのは、典子さんが46歳のとき。乳がんを患ったことがきっかけです。
「まさか自分が、と絶句しました。私は一人っ子で、両親は高齢で頼れない。手術後の身の回りのことなど、一人でどうしようと途方に暮れていたときに、豊が『手伝う』と言ってくれたんです。ずっと兄妹のような、親友のような関係が続いていて、どん底にいたときに親身になってくれた豊に逆プロポーズしました」
当時、二人とも東京で勤務していたので、初めて同居生活をスタートさせました。40代後半からの二人暮らし。しかも典子さんの体調は万全ではありません。でも、それがよかったのだと言います。
「昔の私なら、嫌なことは嫌だと絶対に譲らなかったと思います。それが年を重ねて、病気にもなって、いろんなことが見えてきて。夫婦って頼り合いで成長するんだなと。この年齢でまた豊と結婚できたことを、本当に幸せに思います」
二組のご夫婦ともに、再婚して幸せな結婚生活を送っています。一度離婚して、お互いの嫌な部分も知った上での覚悟の再婚をした夫婦と、年齢を重ね、さまざまなつらい経験をした上で再婚を決心した夫婦――。
同じ人との再婚が、全てうまくいくとは限りません。山城新伍さんのように、再び離婚することだってあり得ます。どんな結果も受け入れるマインドで前に進む勇気があれば、何度でも新しいライフスタイルを手に入れることができます。そのときは過去の反省があるので、自分も相手も大人になっているでしょう。
「雨降って地固まる」という言葉は、結婚式のスピーチではなく、“再婚式”にこそふさわしい言葉だと感じています。
(「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美)

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