【6月23日のマーケット】日経平均反発し1万6238円、EU離脱巡る英世論調査を好感
東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比172円63銭高の1万6238円35銭で取引を終了。

6月23日の東京株式市場で、日経平均株価は反発。前日比172円63銭高の1万6238円35銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国民投票を巡り、22日に公表された2つの世論調査で、「残留支持」が「離脱支持」を上回ったことが好感されたといいます。外国為替市場でドル/円が上昇したことも、支援材料になりました。
東証1部33業種中、鉄鋼、海運など30業種が軒並み上昇、一方、食料品、医薬品など3業種は下落しました。個別銘柄では、シャープ、日本板硝子が買われ、カシオ計算機、ニチレイは売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比14.10ポイント高の1298.71。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=104円60銭台で推移しています。
「残留」「離脱」が依然拮抗、あすは「大荒れも」
英国民投票がきょう23日に実施されます。八代さんによると、投票は日本時間23日午後3時に始まり、同24日午前6時に締め切り、選挙区ごとに順次、結果が公表され、大勢が判明するのは同24日午前10時~午後1時ごろといいます。
八代さんは「世論調査は依然、残留と離脱が拮抗(きっこう)しており、大接戦が予想されています。金融市場は投票結果を巡る報道に敏感に反応し、あす24日の日経平均や外国為替市場は、大荒れになる可能性があります」と話しています。
(オトナンサー編集部)
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