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12月3日~9日は「障害者週間」 知的障害伴う自閉症の8歳息子を育てて得た気付きとは?

それでも息子は成長している

 息子を育てていて思うのは、知的障害は、「他の人に比べて経験が積み重なっていきづらい」障害なのだろうということです。これはあくまで、1人の母親として感じる感覚であり、専門家からしたらまた違う見解かもしれません。しかしこの感覚は、同じような障害がある子を育てているのであれば、分かる人も多いのではないでしょうか。

 息子は認知能力や理解力が低く、実年齢に対して精神的に幼いです。その特性ゆえではありますが、何かを教えても、なかなか積み重なっていかないのです。

 教えたときにはできても、少し間を置いたら忘れてしまう。そしてまた同じことを繰り返す。また一から教えるけれど、また忘れてしまう。それを繰り返す。

 これまで、何かができるようになっても、あるとき急にできなくなってしまったことが数多くありました。そしてまた何かができるようになると、別の何かができなくなる…。

 筆者は息子の子育てを、「まるで砂漠の砂で城を作るようだ」と思ったことがありました。ただ、砂の城が崩れても、大まかな形は残ります。

 息子も、何かができるようになって、またすぐに忘れてしまっても、恐らく経験値は少しずつたまっていくと思うのです。「まさに3歩進んで2歩下がる」というような速度ではありますが、息子は今もこれからも、少しずつ歩みを進めていけるはずだと思います。

 息子は一生をかけて少しずつ成長を続け、できることを増やしていけるのだと、信じて見守っていきたいと思います。

(ライター、イラストレーター べっこうあめアマミ)

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べっこうあめアマミ(べっこうあめあまみ)

ライター、イラストレーター

知的障害を伴う自閉症の息子と「きょうだい児」の娘を育てながら、ライター、電子書籍作家として活動。「ママがしんどくて無理をして、子どもが幸せになれるわけがない」という信念のもと、「障害のある子ども」ではなく「障害児のママ」に軸足をおいた発信をツイッター(https://twitter.com/ariorihaberi_im)などの各種SNSで続けている。障害児育児をテーマにした複数の電子書籍を出版し、Amazonランキング1位を獲得するなど多くの障害児家族に読まれている(https://www.amazon.co.jp/dp/B09BRGSY7M/)。「べっこうあめアマミ」というペンネームは、障害という重くなりがちなテーマについて、多くの人に気軽に触れてもらいたいと願い、夫と相談して、あえて軽めの言葉を選んで付けた。

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