台風接近! いつ避難? 備蓄は何日分? 2000人に聞く 専門家のアドバイスも
トイレや薬の備蓄も忘れずに

アンケートでは備蓄についても聞きました。「災害に備えて、何を、どのくらい備蓄していますか」と複数回答可で聞いたところ、「水」が66.1%と最多で、「食料」58.6%などが続き、「災害用トイレ」は18.6%でした。
次に「水、食料、トイレのいずれか、もしくは2つ以上」を備蓄している人に「備蓄は何日分」か聞いたところ(それぞれの備蓄日数が違う場合は、最も多いもの)、「2~3日分」が62.6%と最も多く、「4~7日分」22.8%、「1日分」7.8%、「8~14日分」2.8%、「15日分以上」2.9%となり、備蓄日数の決め方は「置き場所のスペースで決めた」37.8%、「わが家で出せる予算で決めた」11.4%などとなりました。
島崎さん「備蓄は、水や食料に比べてトイレが少ないです。皆さん、トイレまで気が回らないのかもしれませんが、災害時には『トイレ事情が悪い→トイレに行きたくない→水を飲まない→脱水、熱中症、頭や心臓の血管が詰まるリスクが上がる』という流れで、災害関連死が増えます。排せつまでしっかり考えましょう。
備蓄の自由記述を見ると、薬の記載が少ないです。医薬品(特に持病の薬)は災害時には不足します。持病がある人は2週間分程度持っておくことをお勧めします。生理用品の記載も少ないのが気になります。災害時は心理的ストレスも強いので、心を落ち着かせるものや、暇つぶしができるものもあると良いです。
備蓄の日数は、家の立地にもよりますが、少なくとも2~3日、できれば1週間分ぐらいあると安心です。備蓄用の予算を気にする人は、少しずつ買い足していく方法もあります。
災害は場所によって起き方や影響がぜんぜん違うので、『標準的』を決めにくいのですが、ぜひ自宅の立地の実情に合った量に変更していただきたいです。そのときに参考になるのが、影響の長引く時間(例えば水が引くまで)です。もし、知り合いに被災経験者がいるなら、相談してみるのも良いと思います。ついでに経験談を聞いて災害に対するイメージを膨らませておくと、さらに良いです」
「よくわからなければ、早く逃げる」

アンケートでは最後に、「台風や大雨への自分の備え」が十分かどうかを聞きました。「はい」が11.4%、「いいえ」が61.3%で、「分からない」が27.4%でした。それぞれの理由はグラフの通りです。
アンケート結果全体を踏まえて、島崎さんからのアドバイスです。
島崎さん「台風や大雨に備えて、まずやるべきことは、自宅や自分がいる可能性がある場所のリスク(浸水や土砂災害)をしっかり確認することです。そこが安全でない場合には、具体的に『いつ、どこに、どうやって逃げるか』計画を立て、実際に試してみてほしいです。
実際に災害が近づいてきたら、最新の情報を随時収集しましょう。気象庁のホームページでは、警報の予測や河川ごとの水位の情報など、多彩な情報を見ることができます。インターネットを使いこなせば、自分のいる場所の周辺のピンポイントな情報も取ることができます。行動判断に役立つのはそういう情報なので、平時からぜひ情報収集の練習をしておきましょう。
そして、実際に災害が近づいてきたときに避難が必要なのは、『浸水する場所にいる』『土砂災害の可能性がある場所にいる』『風で壊れる可能性のある建物(または屋外)にいる』人です。
避難が必要な場所にいる人は、気象情報に注意して早めに避難することが肝心です。特に、『避難指示』が出るような状況は、もう相当切迫した状況です。どのタイミングなら助かるかを見極めるのはとても難しいのですが、早ければ早いほどリスクが低いと考えてください。『よく分からなければ、早く逃げる』が一番大事です」
※この記事は、オトナンサーがYahoo!ニュースを通じて実施したアンケートの結果を活用しています。アンケートは9月15日、全国のYahoo! JAPANユーザーを対象に行い、2000人から有効回答を得ました。年代は30代16%、40代33%、50代28%が多く、男女比はほぼ6対4。職業は会社員44%が最多で、専業主婦(主夫)12%などでした。
※アンケートのパーセンテージは小数点第2位を四捨五入しており、合計が100%にならない場合があります。
(オトナンサー編集部)




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