不倫、育児放棄、浪費…虐げられた優男が悪妻との「草食系離婚」を成功させる方法(上)
すっかり定着した感のある「草食系男子」ですが、彼らが離婚する「草食系離婚」という現象も増えているようです。妻の「不倫」「育児放棄」「浪費」という3つの行動に焦点を当て、草食系離婚を成功させるテクニックを紹介します。

最近「草食系離婚」が増えています。2009年に「草食系男子」という言葉が流行語大賞を受賞し、大きな注目を集めました。草食系男子とは「心が優しく、男らしさに縛られず、傷つくことが苦手な男性」のことです(「草食系男子の恋愛学」森岡正博著・メディアファクトリー)。このような草食系男子の離婚を、ここでは「草食系離婚」と呼びます。日常生活だけでなく、離婚の現場でも、この草食系男子を見かけることが本当に多くなりました。
草食系離婚の対極にあるのが「昭和型離婚」です。昭和型離婚とは、主に昭和の時代に結婚した50歳以上の男性の離婚のことです。昭和型離婚にはある程度、決まったパターンがありました。そこに登場する夫、父親、男性は典型的な「亭主関白」で、彼らは浮気をしたり借金をしたり、暴力を振るうことで家庭を壊し、離婚に追い込まれたのです。
具体的には…
・パチンコにハマって借金を繰り返す
・性欲を満たすために浮気を繰り返す
・ストレスを発散するために暴力を繰り返す
彼らのトラブルに共通するのは「男らしさ」「男臭さ」です。
一方、草食系男子はどうでしょうか。彼らはこうしたトラブルを起こしません。「力」「欲望」「名誉」といったキーワードは草食系離婚には無縁です。彼らは欲張ってお金を使いすぎることはありませんし、出世欲がないので、職場で必要以上にストレスを抱え込まず、性欲が希薄なので、別の異性に気移りすることもありません(ただし、結婚するとすぐにセックスレスになります)。
むしろ、近年は「男女逆転現象」が起きています。昭和型離婚では、トラブルを起こす夫、それを我慢する妻というのが「よくある構図」でした。しかし、草食系離婚では、お互いの立場が180度入れ替わっているのです。多重債務の妻、不倫をする妻、ヒステリーを起こす妻。それに悩まされる夫。そんな光景はまったく珍しくありません。
草食系男子はついに我慢の限界を超え離婚を決断します。そして、妻と離婚交渉を行うわけですが、どうなるでしょうか。
・妻に言われるがまま
・抵抗しない
・自分の意見を言わない
これが草食系離婚の行動パターンです。そんな調子では、妻につけ込まれ、コキ使われ、丸め込まれるのは目に見えています。そして、知らず知らずのうちに不利な条件をのまされるのです。
今までの離婚対策は昭和型離婚用でした。しかし、それはすでに過去のもの。草食系離婚にはまったく役に立たないのです。そもそも対象の人種が異なるのだから。これからは草食系離婚専用のノウハウやテクニックが必要になってきます。今回は草食系離婚の対策をまとめました。
数ある離婚原因の中から、今回は不倫、育児放棄、浪費という3つに焦点を当て、離婚計画、離婚準備、離婚実行の順に具体的な行動に落とし込むことで誰のせいで離婚せざるをえなくなったのか…妻にきちんと「私が悪かったわ」と認めさせた上で、間男に慰謝料を支払わせ、子どもの親権を手に入れ、財産を妻に渡さず、悪妻と縁を切るテクニックを紹介します。参考にしてください。
コメント