夏休み明けは要注意! 子どもの「心の不調」に親はどう対処? 子育てアドバイザーに聞く
「学校に行きたくない」と言い出したら?
Q.子どもが「学校に行きたくない」と言い出したとき、親はどのように対応するのがよいのでしょうか。
佐藤さん「学校に行きたくないという理由はさまざまです。『夏休みの間に生活リズムが不規則になり、朝起きられないから行きたくない』『ゲームを家でやっている方が楽しい』といった理由の子もいれば、『学校に行くといじめられるから行きたくない』という子もいます。
前者であれば、何よりも生活リズムを取り戻す必要があるでしょうし、後者であれば、いじめに介入しない限り、その子は学校に行こうという気持ちにはなれないでしょう。
子どもが『学校に行きたくない』と言うことは、親としてとてもショックなことですが、さまざまな理由があることを理解してほしいと思います。本人の気持ちも確認せずに、「学校は行くものだ」と突っぱねてしまうと、中には逃げ場を失ってしまう子もいます。大事なのは、まず話を聞いてあげることです」
Q.子どもの話を聞いた後の対応を教えてください。
佐藤さん「行きたくない理由が、いじめなど学校での人間関係にある場合、もしくはあると思われる場合、通学を無理強いすることは、その子を精神的に追い込むことになりかねません。『何言っているの』とか、『思い過ごしだ』のような言動は慎むべきです。
ただ休んでいれば問題が解決するわけではないので、いじめの状況を把握する必要もあります。子どもが状況を打ち明けてくれればいいのですが、話したがらないこともあると思いますし、いじめは被害者側が動くだけでは解決しないので、学校と連携し、教師やスクールカウンセラーに相談に乗ってもらうことを検討しましょう。家庭だけで抱え込まないことが非常に大切です。
一方、夏休み中の不摂生がきっかけになっている場合は、行き渋ったからといってそれを安易に受け入れるのではなく、『学校は行くもの』として対応すべきです。学校の規則正しいリズムに渋々でも入り込めば、それがまた日常になる子もいます。
親の方から、意識的にリズムの改善に挑まなくてはいけないケースもあるでしょう。例えばゲームが要因であれば、遊べる時間を制限するなどです。ただ、これは言うのは簡単ですが、実行は大変です。私のこれまでの経験でも、いったん崩れた生活リズム、とくにゲームなどの依存性のあるものが要因の場合は、それを元に戻すのは難しいです。
子どもは大人以上に自制心がないので、『ちゃんとゲームを管理しなさいよ』と言うだけではリセットは進みません。基本的には親がそのリセットをリードしていくことが求められます。あまりに崩れ方がひどい場合は、専門機関に相談することも検討してください」
(オトナンサー編集部)

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