3割超「感染しても職場に申告せず」 新型コロナ意識調査
新型コロナ感染に関する意識調査で、新型コロナの「感染経験がある」「コロナの疑いのある症状があった」と回答した人のうち、31.9%が、感染について「職場に申告しなかった」と答えたことが分かりました。
各種調査や研究を行う機関「Job総研」を運営するライボ(東京都渋谷区)が8月1日、社会人男女を対象に実施した「2022年 コロナ感染に関する意識調査」の結果を発表しました。新型コロナの「感染経験がある」「コロナの疑いのある症状があった」と回答した人のうち、31.9%が、感染について「職場に申告しなかった」と答えました。
「手続きが面倒そう」27.9%
調査は7月21日~25日、全国の20代から50代の社会人男女(20人~1000人以上規模の会社に所属)を対象にインターネットで実施。835人から有効回答を得ました。
新型コロナの感染経験について尋ねると、「感染経験あり」が15.2%で、「感染経験なし」が84.8%。「感染経験なし」の人に「コロナの疑いがあるような症状はありましたか」と聞くと、22.3%が「症状あり」と回答しました。
「感染経験あり」と「(疑いのある)症状あり」と答えた計285人に「感染したことを職場に報告しましたか」と尋ねたところ、「申告した」は68.1%で、「申告しなかった」人が31.9%との結果に。また、感染経験も疑う症状もなかったという550人に「今後、感染した場合申告しますか」と質問すると、5.6%が「申告しない」と答えました。
感染について職場に「申告しなかった」「申告しない」と答えた人に、その理由を聞くと、「フルリモートワークなので言わなくても良いという考えのため」が最多で36.1%。次いで「申告すると手続き等が面倒そうだから」が27.9%、「休まざるを得ず、業務に支障をきたすから」が23.0%と続きました。
同社は「職場に未申告の感染者は少ないとはいえ、知らず知らずに感染者と接する職場でのリスクも想定しておく必要がありそうです」とコメントしています。
(オトナンサー編集部)
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