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月200時間残業、睡眠1週間計7時間…「燃え尽き症候群」経験医師語る 584人調査

医療人材総合サービスなどを展開するエムステージが実施した「医師の燃え尽き症候群についてのアンケート」では、「燃え尽き症候群」と思われる状態になったことがあるという医師に、どのような出来事があったかも聞きました。

月200時間の残業も
月200時間の残業も

 医療人材総合サービスなどを展開するエムステージ(東京都品川区)が実施した「医師の燃え尽き症候群(バーンアウト)についてのアンケート」では、「燃え尽き症候群」と思われる状態になったことがあるという医師に、どのような出来事があったかも聞きました。その結果、「残業が月200時間を超える環境だった」「1週間で7時間しか寝ていない」といった声が上がりました。

「当直月10回」の医師も

 調査は8月2日~8日、同社が運営する医師転職求人サイト「Dr.転職なび」と医師アルバイト求人サイト「Dr.アルなび」に登録する会員医師を対象に行い、584人から有効回答を得ました。

 医師として働き始めてから、「燃え尽き症候群」と思われる状態になったことがあるかについて質問したところ、「ない」が58%、「ある」が42%に。「ある」という人に、「具体的にどのような出来事があったか」を自由記述で書いてもらいました。

 多忙さを訴える声として「激務の病院で、月の残業が200時間を超えるような環境で頑張っていたが、1年半ほど経過した時点で心身ともに疲れ果ててしまった」といった過酷な実態の証言や、「とにかく忙しかった。家にいるのは8時間、当直も月10回」と当直の多さを指摘する声、「1週間で7時間しか寝ていない仕事が続いた」との声もありました。「繁忙過ぎて病院で寝泊まりするようになり、全てがどうでもよくなり、何があっても驚かなくなった」といった記述も。

 新型コロナへの対応を巡って、「土曜日の1人外来にコロナ患者が集中」「患者家族への対応と、クラスター対応で疲れてしまった」といった声もありました。

(オトナンサー編集部)

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