WHOが緊急事態宣言、急拡大する「ジカ熱」の恐ろしさとは
ネッタイシマカなどが媒介
ジカ熱を発症する「ジカウイルス」を媒介する蚊には、ネッタイシマカやヒトスジシマカが確認されています。ネッタイシマカは熱帯・亜熱帯地域を中心に生息しているため、日本ではさほどリスクは高くないとされていますが、デング熱が問題になった2014年と同様、温暖化の影響などによって国内に侵入する可能性もゼロではないそうです。
一方のヒトスジシマカは別名「やぶ蚊」と呼ばれ、秋田県、岩手県より南のほとんどの地域で見られるポピュラーな蚊。厚生労働省は、万が一、流行地で発症した人が日本国内でヒトスジシマカに刺された場合、可能性は低いながらも国内での感染があり得るとホームページ上で発表しています。
現在、ジカ熱のワクチンはないため、蚊に刺されないことが最大の予防になるそう。内田さんは「流行地域に行かざるを得ない場合は、虫よけスプレーを使う、肌の露出を減らすなど、しっかりとした虫刺され対策が必要です」と話しています。
(オトナンサー編集部)
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