自家製梅酒の”賞味期限”は? 傷みを防ぐ「5つの条件」を専門家に聞いた
おいしく、安全に飲めるのはいつまで?
Q.自家製梅酒をおいしく飲める期限(賞味期限)、安全に飲める期限(消費期限)はそれぞれどのくらいでしょうか。
岸さん「自家製梅酒には、明確な賞味期限や消費期限はありません。それは、使う梅の状態や漬け込むお酒の種類、砂糖の量、置き場所などの条件によって異なるからです。10年熟成しても全く問題なく、おいしく飲める場合もあります。好みの飲み頃を迎えた梅酒ができたら、梅を取り出して冷蔵庫で保存すれば、味の変化も少なく、かなり長期にわたって保存できます。
先述の通り、官能検査では『2~3年目の梅酒が最もおいしい』という研究報告があり、長期保存すればおいしくなり続けるということではないので、2~3年をおいしく安全に飲み切る期限の目安にするとよいでしょう」
Q.自家製梅酒の保存に適した「容器」と「環境」を教えてください。
岸さん「長期保存には、密閉できる容器が好ましいです。ガラス瓶の方が、プラスチック製の容器よりも空気が入りにくいので、長期保存や熟成が目的であればガラス製をお勧めします。透明なものよりも有色の瓶の方が、より日光を通しにくいのでよいです。なお、ペットボトルには目に見えない細かい穴が開いているため、保存に適しません。
また、保存環境は基本的に常温です。直射日光の当たらない冷暗所が望ましいので、30度以上になる場所は避けましょう。梅酒は、季節の温度変化によっても熟成が進みます。冷蔵庫では低温で温度変化がなさ過ぎることに加え、風通しもよくなく、熟成しにくくなってしまうため、常温保存がよいでしょう」
Q.その他、家庭でおいしい梅酒を造るためのポイントとは。
岸さん「おいしい梅酒を造る最大のポイントは、よい梅を使うことです。鮮度が高いもの、粒が大きいものは果汁が多く、お勧めです。傷や傷みがあるものを避けることも大切です。また、梅酒造りで余った青梅を使って『梅シロップ』を仕込む人もいることでしょう。梅シロップは、冷蔵庫に保存すれば1年は保存できます。さらに、保存性や衛生面を高めるなら、加熱しておくと安心です」
(オトナンサー編集部)




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