「不倫された妻vs不倫相手」の直接対決! ドラマを超えた2つの実話
だまされて“スル女”になった挙げ句、“サレ妻”から慰謝料請求
良子さん(35歳、仮名)は28歳の頃、手痛い失恋をしました。そんなとき、家の近所にあった雰囲気のいいバーに、1人で通うように。店は常連さんでにぎわっていて、1人で来ていた良子さんにも気さくに声を掛けてくれ、すぐに仲間入りしました。
その中に、2つ年上の幸雄さん(仮名)がいました。おしゃべり上手でスマートな幸雄さんに好感を持った良子さん。左手薬指に指輪がないことも確認。程なくして2人は付き合い始めました。
ところがある日、いつものように良子さんがバーに行くと、ほかに客はなし。すると、マスターが待ってましたとばかりに、「幸雄と付き合っているの?」と聞きます。うれしそうに「付き合っています」と答えた良子さんに、マスターはやれやれといった顔をして、「幸雄は今月、結婚するよ」というのです。
驚いた良子さんは、幸雄さんに連絡を取りました。幸雄さんは「婚約しているときに良子に出会って、大好きになってしまった。式場にお金も払っていたし、お互いの両親にも話をしてしまっていたから、結婚するしかないと思った。本当に申し訳ない。でも、良子のことを愛しているんだ」という自己中心的な言葉。良子さんは号泣しました。しかし、幸雄さんを忘れることができない良子さんは、だめだと分かっていながら、結婚後も幸雄さんに会っていたそうです。
そんな関係が3カ月ほど続いた頃、良子さんのスマホに、知らない番号から電話がかかってきました。相手は幸雄さんの奥さん。「話がしたい!」とすごいけんまくです。おびえた良子さんが幸雄さんに連絡を取ると、「ごめん」の一点張り。後日、3人で会ってみると、幸雄さんの奥さんは良子さんとは全く違う、派手で気の強そうなタイプでした。「本当はこういう人が好きなんだ、と思った」といいます。
奥さんは幸雄さんのことを棚に上げて、良子さんが悪いと一方的に責め立て、「弁護士も立てている。慰謝料を100万円払え。払わなかったら親に連絡して払わせる」と告げました。良子さんはパニックになり、親に迷惑はかけられないと、一方的な要求をのみ、「100万円払う」という内容の証書にサインをしてしまいました。そして貯金を切り崩し、100万円を支払ったそうです。
サレ妻が良子さんを一方的に責め立てている間、幸雄さんは一言も発さなかったそうです。結婚後も幸雄さんに会っていた“スル女”の良子さんにも否はありますが、幸雄さんの方が相当の悪者です。私は、良子さんに「そのとき相談に来てくれていれば、弁護士さんを紹介したのに」と伝えました。なぜ、そんな悪い既婚男を好きになったのか、悪い男と分かってなぜ会うのか…と誰しも思うのが男女関係の不可解なところ。
しかし、事情がどうあれ、不倫“スル女”は100%マナー違反です。サレている妻は発覚後、ズタズタに傷つきます。一人でも傷つく人をつくるような男女関係は脆弱(ぜいじゃく)です。小説を超えるような修羅場を生み出してしまいます。
「サレ妻vsスル女」の対決場面など、実際の人生にあってはならないひとコマだと心に言い聞かせ、自分のストッパーを強化しましょう。
(「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美)

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