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「その通り」「もう手遅れ」…ソシャゲ沼にハマらないために気を付けたい“4つのこと”が話題に

自覚があれば「手遅れ」ではない

Q.すでに「手遅れ」と思う人は、どのような対策が有効でしょうか。

石川さん「『手遅れ』という自覚がある時は、まだ手遅れではないのです。『もう自分はダメかもしれない』『手遅れ』と感じたら、それは自分を見直すチャンス。なぜ束縛されるのか、他人をうらやむのか、義務感に苦しむのか、課金してしまうのか。『手遅れ』と感じている人には、こうした状況を客観的に整理して考えることをオススメします。もしかしたら、個人の弱さや生活背景が要因かもしれません。仮にそうであれば、自分の不満やコンプレックスが本当にソシャゲで解決できるのか、一度立ち止まって考えましょう。また、ソシャゲがどのように作られているかという視点を持つことも大切です。そもそもソシャゲの多くは、プレーヤーに『集団化』『力関係』を与えるように作られています。たとえば『コミュニケーション』『コミュニティー』はプレーヤー同士がつながったり、ゲーム上でチームを組んだり、リーダーが率いる組織を作ったりすることです。組織を作って所属させ、評価や地位を明示して互いに競わせる。これは、現実世界の学校や会社に類似しています。一見、個人で楽しんでいるように思えても、ソシャゲの本質は現実の『同調社会』『競争社会』に似ているのです。だから、義務感に縛られたり、他人をうらやんだり、周囲に合わせようと頑張りすぎたり、負けたくないという思いからのめり込んでしまったりするのです。こうしたソシャゲの特性を知った上で、今の自分の状況を冷静に考えてみましょう。自分の意思でやっているように思えても、本当は『やらされている』のかもしれない、という視点を持ちましょう。自分の時間や生活、お金を注ぎ込むだけの価値があるのかどうか。自分の状況を振り返り、ソシャゲの特性や本質について考えてみるのが、『手遅れ』から脱出する第一歩です」

(オトナンサー編集部)

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石川結貴(いしかわ・ゆうき)

ジャーナリスト

家族・教育問題、児童虐待、青少年のインターネット利用などをテーマに豊富な取材実績を持つ。ネット、スマホの利便性の背後にある問題に追った著書「スマホ廃人」(文春新書)は、国公立大学入試問題に採用されている。2020年から共同通信社の配信により、全国の地方新聞で「スマホ世代の子どもたち~大人の知らない最新事情」を連載。テレビ出演や全国各地での講演会など幅広く活動する。その他の著書は「子どもとスマホ」(花伝社)「ルポ 居所不明児童」(筑摩書房)など多数。

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