オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

【漫画】母から父の愚痴を聞かされ続け「結婚に絶望」…親になった今、守ると決めた“大切なこと”

インスタグラムで子育て情報を発信しているみずもとまいさんの漫画が「胸に刺さりました」と話題に。そこで、作者に話を聞きました。

漫画「母親から父親の愚痴を聞いて育った結果」のカット(みずもとまいさん提供)
漫画「母親から父親の愚痴を聞いて育った結果」のカット(みずもとまいさん提供)

 インスタグラムで子育て情報を発信しているみずもとまいさんの漫画「母親から父親の愚痴を聞いて育った結果」がインスタグラムで多くの「いいね」を集めて話題となっています。

 子どもの頃、母親から父親についての愚痴をよく聞かされていた作者。その結果、結婚に対して夢を持てなくなっていました。しかし夫に出会い、自分が母親になったことで、子どもとの接し方で意識するようになったことが…という内容で、読者からは「グサッと胸に刺さりました」「自分がそうだから気を付けたい」などの声が上がっています。

子どもには同じ思いをさせたくない

 みずもとまいさんは、インスタグラムで作品を発表しています。みずもとまいさんに作品について話を聞きました。

Q.今回、漫画「母親から父親の愚痴を聞いて育った結果」を描いたきっかけを教えてください。

みずもとまいさん「たまたまインスタグラムで、『子どもの頃から母親の愚痴の聞き役をして育った』という方の投稿を拝見しました。私自身も同じような経験をしていたのでとても共感したのと同時に、『今、母親という立場になった自分だからこそ、過去の自分の経験を通して伝えられることがあるのでは』と思い、今回の漫画を描きました」

Q.「結婚に夢なんか持てない状況」から「結婚してよかった」に至るまで、どのような心境の変化があったのでしょうか。

みずもとまいさん「憧れる気持ちはありつつも、『どうせそのうち熱も冷めるんでしょう』と引いて見ていた部分もあるので、結婚願望はそこまで強くありませんでした。でも、いわゆる適齢期を迎え、友人や会社の同期が次々結婚し始めると、次第に自分も焦り始めて。今思えば、『心から結婚したい』と思っていたというより、『結婚できない人と思われたくない』という気持ちがあったのかな、と思います。『結婚はできればしたい』『でも失敗はしたくない』といった変なプレッシャーがあったような気がします。肩に力が入っている状況だったからか、出会いはあったけれどなかなかうまくいかず。『やはり、自分は結婚しない方がいいのかも』と思った頃、現在の夫に出会いました。『失敗しないかどうか』ではなく、『この人とはいろいろと調整しながらでも、一緒にいたい』と思えたことが大きかったと思います。何よりも、夫は人の悪口や愚痴を滅多に言わない人で、一緒にいてとても居心地がよかったです」

Q.「親しき中にも礼儀あり」、特にどのようなシーンでそれを意識していますか。

みずもとまいさん「人間関係で『イラッ』『モヤッ』とすることは多々あります。でも、腹が立ったり、されて嫌だと思ったりしたことを、直接相手に言わない限り状況は変わりません。もし相手に『言わない』と決めたのであれば、自分で落としどころを見つけるしかない。
母は私に聞いてもらうことでやり場のない気持ちと向き合っていたのでしょうが、聞いている側はしんどかったです。言葉は感情に影響しますから、ネガティブな言葉を聞いているとこちらまで重たい気持ちになってきます。それに、『なんて言ってあげたらいいんだろう』と、毎度言葉選びに困っていました。また、母から父の悪口を聞くことで、自分も共犯になっているような後ろめたさもありました。
そういう思いを、わが子にはさせたくない、そう決めています。仮に夫にイラッとしても、それは私と夫の問題であって、子どもに共有する必要はありません。『愚痴を言ってはいけない』や『1人で抱え込む』ということではなく、『どこで』言うかを考えることが大事かなと思っています」

Q.それでも家族間でうまくいかないことがあり、子どもたちの前でつい愚痴を言いたくなってしまうようなときは、どのように対処していますか。

みずもとまいさん「もちろん、『こうしてほしいなあ』『こうしてくれたらいいのに』と、思うことはあります。夫がいないときに『もう、パパこうしてくれたらいいのに』と思わず口から飛び出してしまうことも。そのときはできるだけ、『後でパパに言おう』で締めくくるようにしています。『思っていることやしてほしいことは伝えない限り分からない』と普段から子どもたちにも話しているので、できるだけ私自身が実践する姿を見せたいなと。それでもどうしようもないときは、おいしい物を食べたり、寝たりして忘れるようにしています。たまったエネルギーを愚痴や悪口で発散するか、『楽しい』『うれしい』で発散するかは自分で選べるので、できればポジティブに発散していきたいなと思っています」

Q.この作品を通じて、読者の皆さんに伝えたいのは、どのようなことでしょうか。

みずもとまいさん「『愚痴を言ってはいけない』のではなく、『どこで』『誰に』『何を』言うかを考えることが大切だと思っています。1人で抱え込まず、上手に発散できたらいいですね」

Q.漫画「母親から父親の愚痴を聞いて育った結果」について、どのようなコメントが寄せられていますか。

みずもとまいさん「私と同じような経験をされている方が意外と多くて驚きました。また、『まさに今、夫の不満を子どもに言ってしまっているから気を付けないと』と言ってくださる方も。皆さん、普段それだけいろいろなことを頑張っているんだろうなと思います。子どもに聞いてもらえなくても、誰か別の方に聞いてもらえたり、楽しく発散できたりするお母さんが増えたらいいなと願うばかりです」

(オトナンサー編集部)

【漫画】本編を読む

画像ギャラリー

オトナンサー編集部 関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

漫画・SNSトピック 最新記事

漫画の記事もっと見る

SNSトピックの記事もっと見る

コメント

CAPTCHA