否定はダメ! 良好な親子関係を築く5つの「褒める」テクニック
短所を長所に変える
4つ目は「リフレーミング」です。これは、いつも短所だと思っていることも見方を変えて言い換えれば、長所でもあると気付いて認め直すことです。例えば、何事もマイペースで人より遅くなっても焦らない子がいたとします。これは短所に見えるので、つい、「なんで、そんなに遅いの。早くしなさい」と叱ってしまいがちです。
しかし、これは見方を変えれば、「人のペースに左右されずに自分のペースでじっくり行動できる」ということでもあります。こういう子は友達にも優しくおおらかであることが多いものです。
5つ目は「熱中を褒める」です。人は誰でも好きなことや熱中していることがあります。ダンゴムシが大好きな子もいれば、オシャレが大好きな大人もいます。そのような、本人が熱中していて思い入れのあるところを褒めましょう。すると、相手はとてもうれしくなって、褒めてくれた人のことが大好きになります。
ただし、実はこれがなかなかできません。人が熱中していることに自分が興味を持てないのは、それに対して価値を見いだせないからです。特に子どもが熱中していることはほとんどの場合、大人にとって価値のないことが多いものです。しかし、たとえ、それが自分にとって価値のないことでも相手の立場に立って褒めてあげることが大切です。言い換えると、「こちらが褒めたいことよりも、本人が褒めてもらいたいことを褒める」ということです。
さて、褒めるコツをいくつか挙げてきましたが、大切なのは実行することです。ぜひ、「1日1回は褒める」と決意して、実行してください。そうすれば、間違いなく、人間関係がよくなっていきます。
(教育評論家 親野智可等)

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