一日中布団の27歳ひきこもり長男、家族に立ちはだかった年金請求の壁
専門家に依頼することも可能
父親は母親に視線を軽く向けた後、筆者に向かってこう言いました。
「せっかく、ご説明をしていただいたのですが、やはり、私たちで『病歴・就労状況等申立書』を記入することは難しいと感じています。そのため、この書類は先生に作成をお願いしたいと思っています。それでもよろしいでしょうか?」
「はい、全然構いませんよ。それでは、私の方でしっかりとした書類を作成しますね」
「では、報酬はおいくらぐらいでしょうか?」
「そうですね。通常なら、報酬は障害年金の2カ月分になります。仮に、ご長男に障害基礎年金が支給されたとすると、2カ月分は13万円になります。しかし、今回は請求の一部をお手伝いさせていただくだけなので3万円でどうでしょうか?」
「分かりました。その金額でお願いいたします」
最後に筆者は両親に提案しました。
「ちなみに、その他の必要書類は記入済みですか? もし、まだなら、この場で記入しましょうか? 書き方は私がお教えいたしますよ」
「いいんですか? それはすごく助かります」
筆者の提案に、両親はほっとした表情を見せました。
(社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー 浜田裕也)

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