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ロシアゲートの衝撃 トランプ氏が罷免される可能性はあるのか

共和党から19人の“造反”が必要

 それでは、トランプ大統領が辞任に追い込まれる可能性はあるのでしょうか。

「下院が弾劾を発議するとすれば、特別検察官による捜査で、大統領の不正な関与を示す重要証拠が出てきたタイミングでしょう。ただし、上院で民主党議員は48人。共和党から19人が賛成に回らなければ3分の2に達しないため、現状、弾劾裁判で有罪となる可能性は限りなく低いのではないでしょうか」(西田さん)

 ただし、トランプ大統領がロシアゲートに関して「宣誓証言」をさせられ、そこでの供述と事実に食い違いがあれば、司法妨害に加えて「偽証」についても嫌疑をかけられる可能性があります。「その場合、クリントン元大統領と同じダブルの疑惑となるため、有罪となる確率は上がるかもしれません。それでも、せいぜい1~2割ほどではないでしょうか」。

 市場では、トランプ政権の景気刺激策の実現が遠のいたとの見方から、株安・金利低下・ドル安が進行中です。こうした事態は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースに影響を及ぼすのでしょうか。

「政治動向がFRBの金融政策に影響を与えるとすれば、ロシアゲートが大幅かつ持続的な株安や、企業・消費者のマインド悪化などにつながり、FRBの経済見通しが修正される場合でしょう。現時点で、それを想定するのは時期尚早と思われます」

(オトナンサー編集部)

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西田明弘(にしだ・あきひろ)

株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)市場調査部チーフエコノミスト

1984年日興リサーチセンター入社。米ブルッキングス研究所客員研究員などを経て、三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社。チーフエコノミスト、シニア債券ストラテジストとして高い評価を得る。2012年9月マネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。現在、M2Jのウェブサイトで「市場調査部レポート」「市場調査部エクスプレス」「今月の特集」など多数のレポートを配信するほか、テレビ・雑誌などさまざまなメディアに出演し活躍中。株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)(http://www.m2j.co.jp)。

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