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深い味わいに! ひと晩寝かせた「カレー」がおいしいワケ

家庭料理としても人気の「カレー」はなぜ、作ったその日よりも、ひと晩寝かせたほうがおいしいのでしょうか。この素朴な疑問を、「洋食のプロ」にぶつけてみました。

家庭料理の定番の一つ「カレー」

 家庭料理の定番の一つ「カレー」。

 そのカレーはよく、調理した当日よりも、ひと晩寝かせたほうがおいしいと言われます。誰しも一度は、ひと晩置いたカレーの“得も言われぬ”深い味わいを体験したことがあるでしょう。

 オトナンサー編集部では今回、ひと晩寝かせたカレーがおいしい理由について、日本洋食協会の岩本忠会長に聞きました。

味や香りが「こん然一体」「なじむ」

 岩本さんによると、カレーはひと晩寝かせることで、ルーの味が具材にしみ込んだり、その反対に具材の味がルーに溶け出したりすることで、全体の味や香りが「こん然一体」となり、よく「なじむ」のだそうです。

 また、肉や野菜に含まれるアミノ酸や糖分などの成分によって、ルーのコクや、うま味が増すといいます。

 具としてジャガイモを使用した場合、ジャガイモが再加熱されることでルーに溶け出し、スパイスの辛みや塩味が抑えられて、まろやかな味になります。スパイス自体も、余熱で加熱されるとトゲトゲしさが消え、熟成した風味と香りに変化するそう。

「これはカレーに限らず、シチューなどの煮込み料理全般に共通しており、冷ますことで具材に味が染み込みます。おでんの大根なども、柔らかく煮た後に冷ますことで、味が入っておいしくなりますよ」(岩本さん)

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岩本忠(いわもと・ただし)

一般社団法人日本洋食協会会長

飲食、不動産のトップセールスなどを経て、1部上場のコンサルティングファーム入社。宅配寿司「銀のさら」が全国展開する際に、スーパーバイザーとして活動する。「収益改善率トップ」「顧客満足度トップ5」を達成し退社。「銀座キャンドル」再生を手がける傍ら、料理教室講師、冷凍食品やコンビニ弁当などのプロデュースなどを行う。海外では店舗設計やオペレーション、レシピ、ロゴデザインの監修なども。現在、一般社団法人日本洋食協会会長として「日本の洋食」を世界に広げるべく活動している。一般社団法人日本洋食協会(https://yoshoku.themedia.jp/)。