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麻布「関心の追究を」 コロナ禍で発せられる私立中高一貫校の言葉に耳を!

学校から生徒へのメッセージに注目

 入学式に続き、ほとんどの学校では、初夏にかけて行われる文化祭や体育祭などの学校行事、説明会などの見送りが決められました。2021年入試に向けて中学受験の準備を始めた受験生にとっては、実際に学校を見学できる機会が減り、不安な状況が続きます。

 しかし、このような事態にあってこそ、各校の校風や教育方針を色濃く明確に打ち出されるという面もあります。

 例えば、2月29日に自宅学習の措置を決めた麻布。平秀明校長は生徒たちに対し、「ペストの流行で大学が閉鎖となり、ロンドンから離れた郊外でゆとりある思索の中で万有引力の法則を発見したといわれています」と、ニュートンの逸話を引用しながら、「自分の興味関心を広げたり、日頃読めなかった本を読んだり、関心のある事柄を深く追究する良い機会にしてほしい」といったメッセージを送っています。

“麻布らしさ”が感じられ、勇気づけられる毅然(きぜん)としたメッセージだと思います。

 私学の最大の特徴は、独自の教育理念です。長い歴史の中で苦境を乗り越えてきた学校も少なくありません。この渦中に、私学各校が生徒たちに投げかける言葉にも、ぜひ注目してください。

(「親子のための中等教育研究所」所員 笠原紗由香)

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笠原紗由香(かさはら・さゆか)

「親子のための中等教育研究所」所員

中学受験情報誌「私立中高進学通信」編集部を経て独立。編集者・ライターとして、中学受験情報誌の企画・編集・取材・執筆などを担当。首都圏の私立中高一貫校を中心に、高校・大学などに日々足を運ぶ。「親子のための中等教育研究所」所員。

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