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私がプロレスに心揺さぶられる、これだけの理由

打ちのめされても相手に食らい付く

 プロレスにはタッグマッチと呼ばれる試合形式があります。2~3人ずつに分かれた2組のチームによる団体戦ですが、リング外の選手がリングに乱入し、戦うこともあります。相手チームにたとえ強い選手がいたとしても、試合に参加できないよう邪魔をしたり、1人の選手を多人数で攻撃したりと、団体戦ならではの駆け引きを見ることができます。

 そんなタッグマッチは、シングルマッチとは異なる魅力があり、連係や合体攻撃といった技術パターンを持つ格闘技は、おそらくプロレスだけと言えるでしょう。

ふたりがかりの攻撃も許される合体攻撃

 私は以前の記事で、すべてのプロレスラーに共通している要素として「あきらめない心」を挙げました。単に相手が強大なだけではなく、所属する団体の活動停止が決まっている中であったり、恩人である対戦相手の引退試合など、厳しい条件で戦わなければならない時もあります。

 しかし、彼らは逃げません。激しい攻撃を受けながらも反撃のチャンスをうかがい、打ちのめされても立ち上がり、相手に食らい付いていくのです。単に勝敗を競うだけでなく、決着にいたるまでの過程を見せることで、プロレスラーは私たちに「あきらめない心」を伝えてくれるのです。

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たこ焼きマシン(たこやき・ましん)

ローカルプロレス探求家

名古屋在住。北海道から沖縄、台湾のご当地プロレスラーが掲載されたガイドブック「ローカルプロレスラー図鑑」をクラウドファンディングで4度発行している。夢は、世界中のご当地プロレスを観戦し、「ワールドローカルプロレスラー図鑑」を制作すること。元小・中学校教員、障害者職業能力開発校講師。「たこ焼きマシン.com」(http://supertakoyakimachine.com/)。

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